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小笠原に関わる研究をされている研究者・調査者のみなさまへ


小笠原自然文化研究所の新型コロナ対応について(2023年1月現在)

2023年1月現在、小笠原自然文化研究所では、上京から帰島した職員に対しておがさわら丸の乗船前PCR検査に加えて、帰島後4日間の自宅待機を実施しています。なお、体調チェックに加えて、帰島後3日目、4日目には、独自に抗原検査を行い、連続「陰性」が確認された後で、職務復帰しています。
来島研究者・協働者に対しても、基本的に同様な対応をお願いしておりますが、1航海のみの滞在者等には、到着日より、毎日の抗原検査を実施することで共同作業等を実施しています。

『トビケラ展 ー川の小さな芸術家ー』開催のお知らせ

 2024年11月1日より、小笠原ビジターセンターにて『トビケラ展』を開催します。トビケラは水生昆虫の仲間で、小笠原諸島には固有の種が分布します。展示では、専門家である伊藤富子さん(北海道水生生物研究所)と共に小笠原諸島で行ってきた調査の成果をご報告します。また、島内外のトビケラの幼虫が身を守るためにつくりだした、芸術的な“筒巣”をご紹介します。皆さんのご来場をお待ちしています。

開催期間:2024年11月1日〜2025年1月
開催場所:小笠原ビジターセンター

母島列島 向島におけるオニヒトデ大発生について(速報)

2024 年 3 月 6 日、母島列島 向島の東側に位置する海域公園地区内において、オニヒトデの高密度分布が確認されました(情報提供:ダイブリゾート母島)。そのため、2024 年 3 月 17〜18 日に緊急調査を行った結果、2 日間で計 23 個体のオニヒトデが確認されました。 任意の 15 分間における確認個体数は最大 17 個体であり、スポットチェック法が定めるオニヒトデ発生状況の目安に従って「大発生」と評価されました。小笠原諸島においては初のオニヒトデ大発生事例であり、小笠原独特のサンゴ群集へ被害を与えることが懸念されます。繁殖期(6〜9 月頃)を迎える前に駆除を実施することが強く望まれるため、関係機関と連携を取りながら駆除計画の策定に努めます。

『どんな鳥なの? あいうえオガヒワ』発刊のお知らせ

 「オガヒワ」は、小笠原固有種「オガサワラカワラヒワ」の愛称です。小笠原でもめったに会えない希少な小鳥「オガヒワ」は、大幅に数を減らし、現在環境省の絶滅危惧種に指定されています。
 小笠原の生きものシリーズ第3弾となるこの本は、2020年12月に開催された「オガサワラカワラヒワ保全計画作りワークショップ」で話し合われた内容に加え、「オガヒワ」についてわかってきたことを幅広い年代の方に向けてご紹介するために制作されました。

 ご希望の方は、父島は、IBO事務所、母島はアイランズケア事務所にて税込1000円にて販売しております。
島外でご希望の方は、別途180円の送料がかかります。i-bo@ogasawara.or.jpまでご連絡ください。

絵本 全14P

動画配信リンクについて

左サイドのメニューに「動画配信リンク」が追加されました。
小笠原関連の講演会や活動を紹介する動画配信のリンク集です。
興味のある方ぜひご覧ください。

写真絵本『おどろき!おもしろい!小笠原の水の生きもの』発刊のお知らせ

 この度、写真絵本『おどろき!おもしろい!小笠原の水の生きもの』を発刊いたしましたのでご案内させて頂きます。IBOでは2011年から、島っ子に向けた小笠原の自然に関する副読本づくりを進めています。今作は、『オガサワラオオコウモリ森をつくる』、『アカガシラカラスバトの棲む島で』に続く3作目、自費出版・小笠原の生きものシリーズの2作目にあたります。控えめな存在ながら、人と同じく水を利用する仲間である川や海岸の生きものにスポットライトを当てました。これまでに撮りためた写真を使用し、彼らの興味深い世界を島ライター有川美紀子さんに綴って頂きました。イラストレーター池田泰子さんが描いたオガサワラヨシノボリや川の風景も必見です。今後は島内で実施する観察会で配布し、水辺の学習や保全に役立てて行きたいと思います。

 ご希望の方には父母IBO事務所にて税込み1300円でお渡しいたします。島外の方でしたら、送料215円を足して頂ければ発送いたします。島外でご希望の方は、i-bo@ogasawara.or.jpまでご連絡ください。