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初めに

 私達の目的は、小笠原諸島の独特な自然や歴史・文化の情報を集め、発信する事、また調査研究を行う事でこれらの保全と持続的利用に寄与する事、そして集めた情報を元に小笠原に博物館を設立する為の準備を行う事です。

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小笠原諸島生態系保全プログラムの職員募集について

私たちは世界自然遺産である小笠原の生態系を守るために活動している地域に根ざしたNPO法人です。
アカガシラカラスバトや海鳥などの生息地を回復させるため、15年に渡りネコ対策を行ってきました。現在父島では山域に残る難捕獲ネコの完全排除を目指し、技術開発を進めています。また、絶滅危惧種の保全のため、小笠原諸島各島において生態系モニタリングを行っています。小笠原諸島の貴重な生態系を守るため、私たちと一緒に働いてみませんか?

○募集人員:3名程度
○仕事内容:
1) ネコ対策に関わる山域捕獲作業、管理、技術開発補助
 森林内にカゴ罠を設置してノネコを捕獲し、島内飼養施設まで搬送。これら作業に関わる、資材準備、作業ルートの開設、センサーカメラ維持管理、PCによる各種データとりまとめ、ノネコ捕獲に関わる開発試験の補助等。
2)生態系モニタリング調査の補助
 生態系保全エリアの森林や無人島において、小笠原諸島の希少生物の保全のための各種生物調査の補助作業。
○作業場所:事務所は小笠原村父島、勤務地は父島・母島・周辺無人島
○応募資格:
・小笠原諸島の生態系保全・外来種対策について、知識・興味を有すること
・亜熱帯の小笠原諸島で野外作業する、体力と精神力があること
・山域の捕獲作業に関わる場合は、10kg程度の荷物を持って5時間程度の山歩きができること。
・普通運転免許(マニュアル)を有すること
※パソコン(ワード、エクセル等)の基本的な操作ができることが望ましい
○雇用契約
・契約社員
・長期勤務できる方歓迎(2年以上希望・年度更新あり)
・3か月程度の試用期間あり
○勤務日数と有給休暇
・月20日程度のシフト業務(午前8時~午後5時のうち7.5時間)
・初年度より有給休暇あり(夏季3日、年末年始4日、その他3日)
○給与
・日給 11,000円〜(経験・作業内容等による)
  試用期間中は 日当 9,000円
・ノネコ捕獲で徒歩作業に従事する場合は、山域手当(2,000円/日)を支給
・給与は、年度更新による昇給あり
○宿舎(父島)
・契約アパートあり(単身者向け、家賃補助あり)
・試用期間中は家賃30,000円/月
○各種保険
・健康保険、厚生年金、雇用保険に加入、会社負担の任意傷害保険
○選考方法
・書類選考後、面接(WEBあり)
◯応募方法
履歴書を下記お問い合わせ先まで郵便 又はメールでお送りください。
※その他、ご不明な点は下記電話かメールにてお問い合わせください。
小笠原自然文化研究所
電話番号: 04998-2-3779
E-mail: i-bo@ogasawara.or.jp(代表)
◯その他、当研究所に関する情報
・小笠原自然文化研究所ホームページ
http://www.ogasawara.or.jp/
・ネコ対策の紹介(オガにゃんプロジェクト)
https://www.youtube.com/watch?v=_UbcyuZTP1Q&t=3s

『トビケラ展 ー川の小さな芸術家ー』開催のお知らせ

 2024年11月1日より、小笠原ビジターセンターにて『トビケラ展』を開催します。トビケラは水生昆虫の仲間で、小笠原諸島には固有の種が分布します。展示では、専門家である伊藤富子さん(北海道水生生物研究所)と共に小笠原諸島で行ってきた調査の成果をご報告します。また、島内外のトビケラの幼虫が身を守るためにつくりだした、芸術的な“筒巣”をご紹介します。皆さんのご来場をお待ちしています。

開催期間:2024年11月1日〜2025年1月
開催場所:小笠原ビジターセンター

母島列島 向島におけるオニヒトデ大発生について(速報)

2024 年 3 月 6 日、母島列島 向島の東側に位置する海域公園地区内において、オニヒトデの高密度分布が確認されました(情報提供:ダイブリゾート母島)。そのため、2024 年 3 月 17〜18 日に緊急調査を行った結果、2 日間で計 23 個体のオニヒトデが確認されました。 任意の 15 分間における確認個体数は最大 17 個体であり、スポットチェック法が定めるオニヒトデ発生状況の目安に従って「大発生」と評価されました。小笠原諸島においては初のオニヒトデ大発生事例であり、小笠原独特のサンゴ群集へ被害を与えることが懸念されます。繁殖期(6〜9 月頃)を迎える前に駆除を実施することが強く望まれるため、関係機関と連携を取りながら駆除計画の策定に努めます。

『どんな鳥なの? あいうえオガヒワ』発刊のお知らせ

 「オガヒワ」は、小笠原固有種「オガサワラカワラヒワ」の愛称です。小笠原でもめったに会えない希少な小鳥「オガヒワ」は、大幅に数を減らし、現在環境省の絶滅危惧種に指定されています。
 小笠原の生きものシリーズ第3弾となるこの本は、2020年12月に開催された「オガサワラカワラヒワ保全計画作りワークショップ」で話し合われた内容に加え、「オガヒワ」についてわかってきたことを幅広い年代の方に向けてご紹介するために制作されました。

 ご希望の方は、父島は、IBO事務所、母島はアイランズケア事務所にて税込1000円にて販売しております。
島外でご希望の方は、別途180円の送料がかかります。i-bo@ogasawara.or.jpまでご連絡ください。

絵本 全14P

動画配信リンクについて

左サイドのメニューに「動画配信リンク」が追加されました。
小笠原関連の講演会や活動を紹介する動画配信のリンク集です。
興味のある方ぜひご覧ください。

写真絵本『おどろき!おもしろい!小笠原の水の生きもの』発刊のお知らせ

 この度、写真絵本『おどろき!おもしろい!小笠原の水の生きもの』を発刊いたしましたのでご案内させて頂きます。IBOでは2011年から、島っ子に向けた小笠原の自然に関する副読本づくりを進めています。今作は、『オガサワラオオコウモリ森をつくる』、『アカガシラカラスバトの棲む島で』に続く3作目、自費出版・小笠原の生きものシリーズの2作目にあたります。控えめな存在ながら、人と同じく水を利用する仲間である川や海岸の生きものにスポットライトを当てました。これまでに撮りためた写真を使用し、彼らの興味深い世界を島ライター有川美紀子さんに綴って頂きました。イラストレーター池田泰子さんが描いたオガサワラヨシノボリや川の風景も必見です。今後は島内で実施する観察会で配布し、水辺の学習や保全に役立てて行きたいと思います。

 ご希望の方には父母IBO事務所にて税込み1300円でお渡しいたします。島外の方でしたら、送料215円を足して頂ければ発送いたします。島外でご希望の方は、i-bo@ogasawara.or.jpまでご連絡ください。