2017年6月、10年ぶりとなる南硫黄島の自然環境調査が行われました。実施者は、東京都、首都大学東京及び、日本放送協会(NHK)の3者(共同調査)です。また、この調査には、多くの組織、個人が参加、協力しました。あまりにも厳しい環境のため人が定住したことがない南硫黄島は、世界的にも希少な原生自然として、人の立ち入りが禁止され、島自体が天然記念物として守られています。洋上の急峻な山岳地形は、皇居の面積に東京タワー3個分(今なら、東京スカイツリー1.5個分でしょうか)などとも形容されます。山頂部に達する調査としては、今回が史上4回目となりました。小笠原自然文化研究所では、東京都による動物相の調査部門を受託するとともに、3者合同調査隊全体の運営・コーディネイトを行いました。現在、膨大な調査成果の解析、とりまとめが行われます。ちょうど、小笠原諸島返還50周年となる2018年には調査成果をお届けできるのではないかと思います。今後の成果発表にあたっては、わたしたちのHPでもお知らせしたいと思います。
詳細は、以下のリンクをご覧ください。
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/09/12/05.html