母島南崎ネコ進入防止柵が突破された!
「南崎の柵をネコに越えられました!!」・・・7日早朝、母島ネコ捕獲隊長より緊急連絡が入りました。12母島南崎には海鳥繁殖地保護のため、2006年に住民ボランティアにより高さ1.8m、長さ約100mにわたりネコの侵入を防止する海鳥保護柵が設置され、海鳥繁殖地が復活しています。2008年に環境省によって柵はリニューアルされ、現在は環境省の管理下で柵の維持管理とネコ捕獲が行われており、毎日捕獲隊員が巡視し、ネコ捕獲カゴと監視カメラ、柵周辺のネコの足跡チェックを行っています。この時期は、オナガミズナギドリのふ化期にあたり、最も危険な時期にネコに侵入されたのです。
8日、ははねこ隊(住民からなる母島ネコ捕獲部隊)に緊急招集がかけられ、IBO夏季研修生(東京海洋大学生)の応援も得て、柵上部の改良工事が行われました。10名ほどの参加で夕方までかかって『ネコ返し』を「ぶらさがるとたわんで落ちてしまうような構造」に改良しました。母島のみなさま、炎天下のなかご協力ありがとうございました。