父島ネコ捕獲
父島では6月にたて続けに子ネコ4頭が捕れたあと、夏の間ぱったりと捕獲できない状況が続いていましたが、9月下旬から再びねこまちにネコが運び込まれてくるようになりました。今日は濃いグレーの島では比較的珍しい毛色のネコがやってきましたが、秋になって捕獲された3頭はいずれも若いネコでした。山中に仕掛けたセンサーカメラでは今年2回目の繁殖も確認されており、作業の手を緩めることが出来ない状態が続いています。
父島では6月にたて続けに子ネコ4頭が捕れたあと、夏の間ぱったりと捕獲できない状況が続いていましたが、9月下旬から再びねこまちにネコが運び込まれてくるようになりました。今日は濃いグレーの島では比較的珍しい毛色のネコがやってきましたが、秋になって捕獲された3頭はいずれも若いネコでした。山中に仕掛けたセンサーカメラでは今年2回目の繁殖も確認されており、作業の手を緩めることが出来ない状態が続いています。
林野庁による母島石門のノネコ試験捕獲が今月8日から15日まで行われました。連日のようにネコが捕獲され、また14日の東京搬送ネコも1頭だったため、滞在ネコが18頭となりほぼ満員となってしまいました。普段からノネコ対策に関心を持ってくれている島民やネコの飼い主さんたちも、『今日のねこまち18頭』の看板に驚いて声をかけてきます。今朝も外で作業していると、小学生が「ヤッホー!」「今日のねこまち18…えー!」と声をかけて通り過ぎていきました。1頭1頭にゆっくりと時間をかけることはできませんが、体調の変化を早めに見つけられるよう、いつも以上に気を遣いながらケアしています。
台風19号から伸びる前線の影響で昨日から雨が降り続き、夜間には土砂災害警戒情報も出されました。一昨日まで蒸し暑かった小笠原も、この雨で少し肌寒さを感じるようになりました。
東京への搬送が滞りがちな「ねこ待合所」では、ただ今15頭のネコたちが滞在しています。少し前まで山の中で暮らしていたネコたちですが、昨日今日は外の荒天を気にすることなくマッタリと過ごしています。
曇り空のなか、駒澤オリンピック公園で『2014動物感謝デーin JAPAN “World Veterinary Day”』 (主催;公益社団法人 日本獣医師会)が開催されました。東京都獣医師会ブースに小笠原のノネコ対策を紹介するコーナーが設けられ、当研究所の夏季研修生の応援をうけながら、マイケル絵本や世界自然遺産パンフレット、あかぽっぽ栞を配布しながら活動を伝えました。特設ステージでは『全国ご当地キャラクター・地域動物キャラクター大集合』というイベントが行われ、あかぽっぽクンは全国の名だたるゆるキャラと共に会場を盛り上げていました。
午前中の”ねこ待合所”
台風17号が小笠原に近づいてきています。今年最初の台風接近となり、昨日一日かけてねこまちも台風養生をしました。これまでで最多の13頭のネコを引っ越し。いつもと違う環境で過ごしたネコたちは、少し緊張した様子で朝を迎えたようでした。台風の最接近は今夜21時頃、勢力は980〜975hPaですが、かなり島に近いところを通過していく予報です。