2017年

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― 小笠原ネコを引き受けていただいた里親さんから、新しい生活の様子が届きましたのでご紹介します ―
島ネコNo.727【ちぃちゃん】(父島丸山出身)
飴太郎ちゃんがうちの子になって一週間が経ちました。私が昼間もずっと居るので、もうゲージでなく普通に生活しています。名前ですが、飴太郎も捨てがたかったのですが飴太郎から父島生まれのちちじまの「ちぃ」にしました。もう名前も覚えて呼ぶと来ます。爪研ぎもちゃんと覚えました。山の中で育った子らしく、やはり室内の植木鉢の土の上がお気に入りみたいです。いいうんちもしていますし、元気です(=^ェ^=)

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日本鳥学会2017年度大会公開シンポジウム『生態学者VS外来生物 ~本気で根絶、本気で再生 奄美・沖縄・小笠原~』が行われます。 【開催日】9月18日(月・祝)9:30~12:00
【場所】春日講堂(筑波大学 筑波キャンパス 春日エリア)
【概要】外来生物は鳥類保全上の大きな課題です。特に島では問題が深刻化しており、多くの駆除事業がおこなわれています。しかし、各地で駆除を経験した結果、技術的限界、合意形成の難しさ、複雑な生物間相互作用などに直面し、「駆除で解決」という単純なものではないことがわかってきました。そこで、奄美、沖縄、小笠原の事例を紹介し、議論を行います。外来生物は社会的な問題であり、行政や専門家のみでは解決できません。情報共有と課題解決のため、学生や一般の方も含め多様な立場の方の参加をお待ちしています。
https://osj2017symposium.jimdo.com/

小笠原からは「海洋島小笠原の憂鬱:対策は1種2種では足りません」というタイトルで講演します。ご興味のある方は、是非ご参加ください。

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(上)父島躑躅山の倒木
(下)暴風雨に耐えたカツオドリのヒナ

2日間にわたって小笠原を暴風雨に巻き込んだ台風15号が通過し、ネコ捕獲隊も4日から活動を再開しました。父島山中は倒木がみられたものの大きな被害はありませんでしたが、母島では南崎の海鳥保護フェンスが部分的に倒壊、3羽生まれたカツオドリのヒナのうちの1羽が残念ながら死亡していました。自然の中で生きる厳しさを改めて感じました。南崎ではフェンスの復旧作業も始まり、ネコ捕獲も強化して対応しています。

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http://fmsetagaya.com/index.html

エフエム世田谷は、東京都世田谷区にあるコミュニティ放送局(周波数83.4MHz)です。毎週日曜日の12:30-13:00に「ペットワンダーランド」というコーナーで、「ペットと人が共に健康的でハッピーに」をテーマに生活をより豊かにする情報を発信しています。9月3日、日曜日の放送で、小笠原世界遺産センター内に今春開設した「動物対処室」と荒井獣医師が紹介されることになりました。インターネットラジオでも聴くことが出来ますので、お時間のある方は是非聴いてみてください。
 http://fmsetagaya.com/index.html 
9月3日(日)12:30-13:00 ペットワンダーランド

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ドイツ中部テレビ局「MDR」のスタッフが、『Thomas Junker unterwegs (訳:トーマスユンカーが行く)』という番組取材のため8月23日から来島しています。Thomas Junker氏独自のテーマや視点で世界を旅し、「人」を通じて世界の現状や変化、歴史等を伝えるジャーナリズム・旅行・ドキュメンタリー番組で、今回のテーマは「太平洋の島々」。アリューシャン列島、小笠原諸島、パラオ、ニュージーランドの島々を巡り、そこに住む人々の生活に焦点をあてながら島々を紹介していくそうです。小笠原滞在中いろいろなところで取材を行っていますが、自然に関する取り組みの取材先として、ねこまちにやってきました。まず、ねこまちで野生動物保全のためのネコ対策事業に関する説明を行いましたが、野生化したネコが本当に人に馴れるようになるのか?搬送された東京で、全てのネコが穏やかに暮らしているのか?事業予算や継続年数について地域住民は理解しているのか?など、日本的な取り組みに対し、なかなか理解出来ないところがあったようです。その後、ネコ捕獲隊に同行して捕獲現場の撮影を行いました。ちなみにThomas Junker氏もネコを飼っているそうです。