2020年

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昨年10月の台風21号により外壁や屋根の一部が壊れたままになっていた「ねこ待合所」。梅雨明けから始まった修理が、ようやく終わりました。修理のついでに使い勝手が悪かった箇所も直してもらい、これまでより快適に使えるようになりました。昨年より台風災害に際してお心遣いをいただいた皆さま、ありがとうございました。現在ネコタイル絵の更新作業中のため、新しいタイル絵ができあがり次第、掲示を行う予定です。

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先便は台風12号の影響により、おがさわら丸の父島出港時間•竹芝桟橋到着時間の遅延があり、ネコの搬送を見送りました。本日父島を出港した船には、搬送がひと便遅れたネコを含めた5匹が乗船し東京の動物病院へ向かいました。このネコたちで東京搬送ネコは900頭となりました。長期にわたりネコ引き受けにご協力をいただく(公社)東京都獣医師会に所属する動物病院のみなさま、新たに小笠原ネコを家族として迎え入れてくださった飼い主のみなさま、さらに東京への搬送にご協力いただく小笠原海運のみなさま、都内搬送業者さまに心より感謝いたします。

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母島にて

2016年から2017年にかけて引き受けていただいた3匹の小笠原ネコ、No.583類ちゃん、No.619エイミーちゃん、No.725しんぺいちゃんの飼い主さまが、9月8〜11日の船で来島しました。旅の目的は、ネコの故郷を訪ねること。父島南袋沢は遊歩道がなく近くまで行くことができないため中山峠にあがって眼下の景色を確認してもらい、エイミーちゃんの故郷母島は日帰りとなりました。「にゃんたちの故郷を知ることができ、ねこまちのことも知れて、とても充実した旅となりました。また、命あるものが共存するという難しさも感じました…」と旅の感想を残してくれました。これからも3匹の小笠原にゃんをよろしくお願いします。

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下;(左)新入り えとちゃん (右)しをんちゃん

8月26〜29日の船で、No.923しをんちゃんの飼い主さまが来島しました。今年2月「いつか夫婦で、しをんの産まれた母島を訪ねてみたいと思っております…」とお便りをいただいていたのですが、この夏に実現。1泊2日で母島を訪ね、乳房山を歩いてこられました。父島へ戻る船で、たまたま南崎で捕獲されたネコと一緒になり、愛猫によく似た人懐っこい子ネコに一目惚れ…。この旅をきっかけに思いがけず2匹目の小笠原ネコをお引き受けいただけることになりました。ネコは一便遅れのおがさわら丸で東京へ搬送。あまり時間をかけることなく、しをんちゃんとも仲良くなれたようです。次は「母島南崎を訪ねる旅」で、またいらしてくださいね。

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ベネッセコーポレーションが出版する雑誌『ねこのきもち』10月号に、小笠原ネコプロジェクトが紹介されました。見開き2ページにわたり、活動のはじまりや活動内容、東京都獣医師会の協力、現在の目標や取り組みについて掲載されています。