2024年

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筑波大学大学院世界遺産学の院生17名が今年もねこまちにやってきました。自然遺産演習は、現地スタッフから直接話を聞き、小笠原諸島の自然保護の課題を知ること等を目的にしています。あいにく台風10号が本土上陸中でおがさわら丸の運航日が変更。出港が1日繰り上がったことで、午後からの東平サンクチュアリの散策が中止となり、ネコプロジェクトの講義が滞在中最後のプログラムとなりました。熱心に講義を聞き、曇天の中ねこまちの見学を行いました。

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東京都江東区在住の小学3年生が、この夏『小笠原ネコプロジェクト』をテーマに自由研究をしたい!と10日ねこまちにやって来ました。自然が好きで、1年生で西表島、2年生で奄美大島を訪ねて野生動物保護について学んできたようですが、貴重な動物を守るために害を及ぼす動物は捕獲•殺処分されてしまうことが多いなか、小笠原ネコプロジェクトは野鳥もノネコも救うという取り組みがとても良いなぁ…と思い、より詳しく調べてみたいと思ったそうです。来島前にネコプロジェクト関連書籍「島ネコ マイケルの大引っ越し」「野鳥もネコもすくいたい」「ネコがくれたしあわせの約束」を読み、東京都獣医師会小笠原担当の高橋恒彦先生を訪ねてインタビューを行い、たくさんの質問をメモして、ねこまちを訪ねてくれました。スタッフへのインタビューや滞在中のノネコあやせ君への給餌体験、ネコタイル絵の描画、またツアーに参加して父島でノネコ対策が始まった東平サンクチュアリーも歩いてきたようです。東京都獣医師会の協力への思いを知り、24時間船に乗って小笠原に来てどんなことを感じることが出来たかな?

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コロナ禍で中止していた盆踊りが規模を縮小して5年ぶりに開催されました。あかぽっぽネットワークでは、これまでのように子供向けに「あかぽっぽスマートボール」を出店しました。スマートボールは相変わらず子供たちに大人気で、2日間行列が絶えませんでした。あかぽっぽマンも盆踊りに参加、小笠原ならではの音頭も楽しみながら汗だくになって踊っていました。

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オッドアイ…右眼と左眼で色が異なることを言い、虹彩異色症とも呼ばれます。ねこまちでは、これまでに1200匹を超えるネコを受け入れてきましたが、オッドアイのネコの受け入れは3匹目となりました。これまで2012年6月の「ミクちゃん(No.331)」と、2017年8月の「クララちゃん(No.729)」はいずれも父島で捕獲されたネコでしたが、今回の「かぐら」ちゃんは母島からやってきました。神秘的な瞳を持ったネコたちは、とても可愛らしく美人さんで強く印象に残ります。

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― 小笠原ネコを引き受けていただいた飼い主さんから、新しい生活の様子が届きましたのでご紹介します ―

島ネコNo.1197【ダージリンちゃん】(母島東港出身)

我が家にボビー(現在はダージリン・通称ダジさんと呼んでいます)がきてから一月ほどになりました。引き取った直後は(当然ですが)警戒してあまりご飯を食べませんでしたが、現在はもりもり食べ、ごくごく水を飲み、来た時より明らかに重くなりました。相変わらず撫でられるのが大好きで、ぐるぐるとのどを鳴らしながらいつまでも撫でられています。最近は自分から膝に乗ってくるようになりました。遠い場所ではありますが、元気に暮らしています。お客さんにも物怖じしない肝っ玉の太い子です。