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左)ムニちゃん 右)母ネコが捕獲された母島乳房山遊歩道

母島出身ノネコ(島名ニイナ)が移送先の動物病院で出産したのがうちの子ムニです。名前は小笠原諸島の昔の名前ムニンジマより。今回、ネコたちの故郷を訪ねてきました!ねこ待合所で捕獲された場所の詳細を聞き、母島乳房山の遊歩道を歩く。HC04が遊歩道左手にあった。ここは比較的平らに見える林内だった。捕獲されたのはここだが、行動範囲はきっと広かったのだろう。もし捕獲されるのが遅く、うちの子が林内で生まれていたら、おそらく家族に迎えることはなかっただろう…。そんなことを考えて、しばし林内に腰を下ろしてネコたちのことを想った。小笠原ネコプロジェクトで、ネコもヒトも幸せになる…素敵だと実感しました。

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山に設置したセンサーカメラにはネコが撮影されているのに、なかなか捕獲出来ない状態が続く父島。そんななか久しぶりに「南袋沢で子ネコ捕獲!」と動画付きでLINE連絡が入りました。その動画には、人の姿を確認してもエサを食べ続ける子ネコの姿が写っていました。捕獲カゴに入ってあまり時間が経っていないのか?よほどお腹が空いていたのか?サバ煮半分とチキンナゲット3個を食べてありました。捕獲作業にあたった隊員は「僕は半年ぶりの捕獲です」「こんなネコは初めてです」と話していました。子ネコの島名は「原ぺこ」くんにしました。

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奄美でネコ捕獲に取り組む奄美自然環境研究センターのスタッフ2名が、小笠原でのネコ対策視察のため7日から16日までの10日間来島しました。滞在中は、父島母島山域でのネコ捕獲作業やねこ待合所の見学、ネコ以外の自然再生事業の見学として兄島の視察、データ管理等の情報交換を行いました。奄美と小笠原…島の面積や人口、生物相や社会環境の違い、捕獲目標やチーム組織の違いがあることを再認識しながら、大変有意義な情報交換ができました。

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― 小笠原ネコを引き受けていただいた里親さんから、新しい生活の様子が届きましたのでご紹介します ―

島ネコNo.1119【ムニンちゃん】(母島蝙蝠谷出身)

ずっとお世話になっています動物病院でパニエちゃんと出会いました。ハチワレの可愛いお顔で、なでなでもさせてくれ、里親になる事を即決しました。名前は「ムニン」ちゃんになりました。小笠原に因んだ名前がいいなとあれこれ検索していましたらお花の名前にムニン〇〇とあったので、そこからムニンを取りました。我が家にやってきたのが10月15日でまだ3週間も経っていませんが、ご飯をたくさん食べ、食べ終わるとおかわりを催促。トイレも完璧。先住猫(子猫)と毎日楽しく遊んでいます。来た当日は一日隠れていましたが、少しずつ少しずつ慣れてくれました。可愛くて、この子に出会て良かったと思っています。ムニンちゃんにもそう思ってもらえるようにずっと可愛がっていきたいと思います。

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ペットの適正飼養を推進するため、2008年から2016年までの9年間、東京都獣医師会の協力により動物派遣診療が実施されました。2017年に小笠原世界遺産センター内に動物対処室が設けられ獣医師が常駐したことから、ペットの管理は動物対処室に引き継がれましたが、小規模な動物病院では出来ることに限界があり、今回6年ぶりに動物派遣診療が行われました。犬の不妊化手術としつけ教室をメインに、10月20日から29日の日程で実施されました。