『ハハマルのキセキ』
(黒)タオマルくん (ハチワレ)くーちゃん
島ネコNo.1086【くーちゃん】(母島北村小学校跡地付近出身)の物語
2021年11月5日小笠原諸島の母島でハハマルに出会った。初日は山に逃げて行ってしまい、木陰からずっとこっちを見ていた。次の日にひょいと私の前に再び現れた。人生の分岐点は、母島の北村小学校跡地付近。ハハマルを抱っこして、服の中にいれて借りたバイクでユースホステルまで帰宅。骨と皮だけで何にも食べてなかったであろうハハマルにミルクとサワラをあげた。最初は警戒していたけどあっという間に平らげた。それから母島猫保護施設の方に引き渡し、翌日、ははじま丸に乗り父島へ。父島の猫待合所でお世話になり、11月16日東京竹芝へ上陸、あきる野市の動物病院に搬送された。そして11月20日幸せな友人宅へ到着という流れで、あっという間にハハマルの人生は変わった。ははじま丸に乗り辿り着いた母島で出会った猫ちゃんだったので「ハハマル」と名付け、その後に猫待合所で私の名前をとっていただき「ゆっこちゃん」となり、その後友人宅で食いしん坊だから「くーちゃん」と名付けられ、今は幸せに先住猫のタオマルくんにちょっかいをだしながらおてんばに過ごしている。人生は、たった一つの出会いで一か月もしないで劇的に変わるものだ…… 大切な命をつないでハハマルは今とっても幸せです!猫保護活動の方たちには本当に感謝しています。
**現在母島では捕獲する範囲を海鳥やオガサワラカワラヒワなど保全対象種が集中している南部地域に限定しています。そのため捕獲を行なっていない北部地域でノネコが目撃される状況となっています。子ネコや衰弱ネコ等がいた場合には環境省にご連絡をお願いします。
環境省小笠原自然保護官事務所:04998-2-7174 環境省小笠原自然保護官事務所母島事務室:04998-3-2577