ねこまち屋根回収工事
ねこ待合所は2010年1月、自然保護助成基金を受けて中古のコンテナハウスを購入し設置しました。稼働から7年が経過、海に面した立地で海風に直接さらされ、最近屋根の痛みが目立ってきていました。5月下旬、水不足の小笠原には恵みの長雨となりましたが、ねこまちは雨漏りがみられるようになりました。6月に入り晴天が続くようになり、屋根の改修工事が行われています。
ねこ待合所は2010年1月、自然保護助成基金を受けて中古のコンテナハウスを購入し設置しました。稼働から7年が経過、海に面した立地で海風に直接さらされ、最近屋根の痛みが目立ってきていました。5月下旬、水不足の小笠原には恵みの長雨となりましたが、ねこまちは雨漏りがみられるようになりました。6月に入り晴天が続くようになり、屋根の改修工事が行われています。
父島では今年1月にビッグママ「ぶち子」が捕獲されましたが、このネコに次ぐビッグママ「ゼリー」が29日に捕まり、ネコ捕獲隊は再び大興奮でした。2014年春に生まれ、この2年間は夜明平・夜明山周辺を行動圏として数回出産していることが確認されていましたが、ねこまちにやってきた「ゼリー」のお腹は大きくパンパンで、妊娠が強く疑われました。タイミング良く、翌日父島を出港するおがさわら丸があったため、ねこまち滞在は1泊で東京へ搬送、動物病院で診察した結果、妊娠しており4-5日のうちに出産予定ということでした。
今年も母島南崎半島部でカツオドリの営巣を確認することができました。先週調査に入ったスタッフによると、6羽のカツオドリの飛来を確認できたようです。ノネコによって壊滅的な状況に追い込まれた南崎海鳥繁殖地でしたが、10年ぶりに営巣が確認された2014年から、これで4年連続となり、カツオドリたちにとっても安心して子育てできる環境が戻ってきているようです。
今春、父島に完成した「小笠原世界遺産センター」の開所記念式典が本日行われました。式典に引き続き、関係者に館内お披露目と一般にも向けた記念講演があり、小笠原諸島世界自然遺産地域科学委員会委員長である大河内勇先生が「小笠原世界自然遺産の将来に向けて」、東京都獣医師会理事の中川清志先生が「希少種を守る地域協働の取り組み・小笠原ネコプロジェクト」というタイトルで講演を行い、センター内に新たに設けられた動物対処室の機能も紹介されました。
昨日夕方、小笠原ネコの里親さんがねこまちを訪ねてくれました。2013年3月母島で捕獲(島ネコNo.388)されたネコを家族に迎えて4年になるそうです。24時間(2013年当時は25.5時間)の船旅を体験、ねこまちを見学し「ここで過ごして船に乗ってきたのね…」と感慨深げに話していました。ねこまち掲示板に飼いネコのタイル絵を見つけ「模様がそっくり」と大変嬉しそうでした。