母島南崎のカツオドリ
2年ぶりにヒナの誕生が確認された母島南崎ですが、8月の台風も大した影響なく順調に成長できたようです。今月上旬の調査で無事巣立ちが確認されました。さらに今年はもう1羽ヒナが誕生していることが確認され、こちらも無事巣立ちを迎えたようです。どちらのヒナにも足環が装着され、これからの追跡調査が楽しみになりました。長い長い時間がかかりましたが、少しずつ海鳥繁殖地が復活していることを大変嬉しく思います。
2年ぶりにヒナの誕生が確認された母島南崎ですが、8月の台風も大した影響なく順調に成長できたようです。今月上旬の調査で無事巣立ちが確認されました。さらに今年はもう1羽ヒナが誕生していることが確認され、こちらも無事巣立ちを迎えたようです。どちらのヒナにも足環が装着され、これからの追跡調査が楽しみになりました。長い長い時間がかかりましたが、少しずつ海鳥繁殖地が復活していることを大変嬉しく思います。
安心して寝ています…
― 小笠原ネコを引き受けていただいた里親さんから、新しい生活の様子が届きましたのでご紹介します ―
島ネコNo.632【はちくん】(母島東台出身)
10月8日にフランくんが我が家にやって来ました。初めはカゴの中でじっとしていましたが、翌日よりカゴから出て、家中を探検していました。まだシャーと威嚇する事もありますが、少しずつ慣れてきています。名前は『はち』になりました。
リオデジャネイロから引き継がれたオリンピック・パラリンピックの旗が都内全区市町村を巡回する『東京2020オリンピック・パラリンピック フラッグツアー』が行われます。他の区市町村に先駆けて10月8日小笠原村で「フラッグ歓迎セレモニー」が行われ、この取材のために多くの報道機関が来島しました。空き時間の取材先としてネコ対策も取り上げられ、TOKYO MX、NHK、東京新聞から取材を受けました。
8月下旬の午後、東京都杉並区に住む小学5年生の女の子がねこまちを訪ねてきました。自宅近くの図書館で、小笠原のネコ事業について書かれた本『野鳥もネコもすくいたい!』(高橋うらら著、株式会社学研教育出版発行)を見つけ、ねこまちの仕事に興味を持ち、夏休みの自由研究として取り組むことにしたそうです。小笠原に来る前に何度も本を読み、確認したいこと、詳しく知りたいところをたくさんメモしてきていました。インタビューは1時間以上におよび、その後夕方の給餌を一緒に行いました。
自由研究のまとめには「体験を通して、私は3つのことを学びました。①人間が動物を捨てた事により、ふつうは殺されてしまう命があること ②殺される命を少なくしようと努力している人がいるということ ③殺される命を減らすのは、とても大変な事であるということ。けれどがんばり続けている人がいるということ。」そして最後に「私は命を捨てる側の人間ではなく、救う側の人間になりたいと思います。」と書かれていました。東京都内に暮らす小学生にも、私たちの想いが伝わっていることを大変嬉しく思いました。
― 小笠原ネコを引き受けていただいた里親さんから、新しい生活の様子が届きましたのでご紹介します ―
島ネコNo.600【ムサカくん】(母島南崎出身)
引き取りしてから一ヶ月ほど経ちました。初めてウチに来た日は、警戒してほぼキャリーバッグから出てこようとしませんでした。餌もあまり口にせず、初日はコミュニケーションを取ること無く終了しました。2日目からはキャリーバッグの外に出てきたので、キャリーバッグはしまい家の中を自由に動き回れるようにしました。餌もきちんと食べるようになり、トイレも一度粗相しましたが、それ以降ミス無く過ごしています。ただ、餌を食べている時に近づいたり、顔を覗き込むと威嚇して来ます。抱っこも嫌がる状態でした。1週間もすると、餌の器に手を出しても全く反応しないようになりました。甘えた声をだして来るようになり、撫での催促や、おもちゃで遊ぶように要求して来るようになりました。抱っこも全く嫌がらず、こうも変わるかというぐらい甘えん坊になって来ています。最近は、親馬鹿で色々な物を買い与えてしまっています(笑)ムサカと出会わせて頂き、感謝しております。