最新情報

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梅雨の小笠原。9時過ぎから雨が降ったり止んだりのなか、11:34今日はまた別の捕獲隊スタッフから電話が入りました。「黒い子ネコ捕獲です!」
12:40ねこまちに戻ってきました。雨と汗で全身が濡れていましたが、昨年5月13日以来、実に13ヶ月ぶりのネコ捕獲で、疲れも忘れ、久しぶりにいい笑顔がみられました。この勢い…維持したいですね。

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「でかいな、このネズミ…」蓋が閉じた捕獲カゴを見つけたとき最初はこう思ったそうです。黒い子ネコであることを確認し、10:54嬉しそうな声で連絡が入りました。今年2月に捕獲隊に加わったスタッフの待望の初捕獲です。
山中のセンサーカメラでは、今春2組の親子ネコが確認されていて、いずれの母ネコも数年追いかけている難捕獲ネコです。今日捕獲された子ネコは、捕獲エリアから4日の個体とは別のグループと考えられますが、どちらも母ネコから離れ、独り立ちの時期になったようです。

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3日山から戻った隊員が「明日はネコ連れて帰ってきますよ」と話していました。今朝も出発前「今日はネコ連れてきます!」と自信ありげに出かけて行きました。その自信はどこから?と思いながら隊員たちを見送りましたが、10:20携帯電話が鳴り、まさか…。電話の向こうから「有言実行!子ネコ捕まえました!」と興奮した声が届きました。
山中の定点カメラに親子ネコが頻繁に写り、そのポイントに捕獲カゴを運びこんで、願いを込めて仕掛けたようです。結局、隊員が狙っていたポイントでの捕獲ではなかったようですが、狙っていた親子ネコの1匹だったようです。捕獲を確認したときは大声で叫んだ…と電話で話していたので、喜び勇んで帰ってくるのかと思っていましたが、雨の中の長時間の山歩きで疲れた…と少し元気がありませんでした。父島では昨年11月以来のネコ捕獲となり、これを弾みに…と願います。

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毎年6月、小笠原高校の学園祭が開催されます。今年も1週間後に迫った学園祭の案内板が清瀬交差点に掲示されましたが、そのイラストの中にアカガシラカラスバトとメグロが描かれていました。
2008年に開催されたアカガシラカラスバト保全計画作り国際ワークショップでは、まだ見たことのないアカガシラカラスバトの認知度をあげるため、様々な取り組みが行われました。ここ数年のハトの増加に伴い、母島島民にとって身近なメグロと並んで、島っ子たちの心の中に、アカガシラカラスバトも認識されたことを嬉しく思いました。

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左が母ネコ 右の子ネコはネズミをくわえている

3月末のセンサーカメラのデータ回収で得られた写真のなかに、母ネコの後ろを追いかける子ネコの姿が撮影され、意気消沈したのは2ヶ月前。その後も父島ではネコの捕獲はなかったのですが、今月末に回収したカメラデータの中に、再びあの親子ネコの写真が複数枚ありました。ところが3匹かと思っていた子ネコは実は4匹で、再び意気消沈…。子ネコは順調に成長しており、ひとり立ちに向けて母ネコから色々なことを学んでいる時期のようです。ひとり立ち直後が、捕獲の勝負時になります。