『ねこまち』の新しい看板
『ねこまち』では、山で暮らし、これまで人とほとんど接触することのなかったネコたちのストレスを最小限に抑えるため飼養室内の見学は行っていません。このため朝夕お世話をしていると、通りがかりの小学生や観光客の皆さんに「ネコいますか?」と聞かれることが時々ありました。この質問に答えられるよう『ねこまち』のネコ滞在状況をお知らせする看板を新たに設けました。ネコの滞在数だけでなく、特別なお知らせがあるときも掲示していきます。
『ねこまち』では、山で暮らし、これまで人とほとんど接触することのなかったネコたちのストレスを最小限に抑えるため飼養室内の見学は行っていません。このため朝夕お世話をしていると、通りがかりの小学生や観光客の皆さんに「ネコいますか?」と聞かれることが時々ありました。この質問に答えられるよう『ねこまち』のネコ滞在状況をお知らせする看板を新たに設けました。ネコの滞在数だけでなく、特別なお知らせがあるときも掲示していきます。
このたびの東北地方太平洋沖地震で被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
11日14:00ネコを乗せたおがさわら丸を見送って間もなく、小笠原諸島にも大津波警報が発令されました。桟橋近くに立つ『ねこまち』にはこの時ネコはおらず、津波被害もありませんでした。11日午前中のうちに山中に仕掛けたカゴにその後2頭のネコが捕獲され、今朝高台の避難場所から『ねこまち』へ引っ越しを済ませました。東京では計画停電の予定や交通網の混乱等もあり、しばらく『ねこまち』で過ごすことになっています。
これまでネコ捕獲事業の取材は新聞社が多かったのですが、今回は雑誌の取材を受けました。2月20日の東京都獣医師会シンポジウムに参加した編集スタッフが、都内動物病院や新しい飼い主さんと小笠原ネコの様子の取材を済ませ、父島にやってきました。ネコ捕獲現場、『ねこまち』はもちろん、島の中で譲渡された子ネコたちのその後の生活を取材に加え、これまでと違った視点で取材をしています。「ねこ」好きの読者に、小笠原の見どころを交え、どんな風に紹介されるのでしょうか・・・。
「ねこ 春号 #78」 (株)ネコ・パブリッシング発行 4月12日(火)発売
2008年1月「アカガシラカラスバト保全計画作り国際ワークショップ」を開催。このとき、毎年アカガシラカラスバトのことをみんなで考える日を制定しよう…と1月12日を“あかぽっぽの日”と決めました。3年目にあたる今年もインフルエンザの影響で延期を余儀なくされましたが、域外飼育を担当する上野動物園より神門英夫氏、多摩動物公園より広瀬 格氏を迎え、母島では2日、父島では3日19時より記念講演会を開催しました。国際ワークショップに参加したメンバーはもちろん、小学生を含む島民、研修や旅行で来島中のみなさんまで、父母合わせ100名近い参加者がありました。
『聞きぽっぽ』として、都内動物園での飼育経過や研究の取り組み結果、野生下のハトの調査報告の講演が行われました。『見てぽっぽ』では、最優先のアクションプランであった「ノネコ捕獲の取り組み」をポスターで紹介しました。
国際ワークショップから3年。この間着実に行動計画が実施され、保全活動が前進していることを実感した一日となりました。
東京都獣医師会シンポジウムが日曜日の午後、東大農学部一条ホールで開かれました。関係者を含め270名を超える参加があり、大変な盛り上がりをみせました。ロビーでは小笠原や保全活動を紹介するポスター展示や手作りネコのぬいぐるみやミニトマト、ステッカーなどの“島もの”を出品販売。ホール内では、小笠原の自然の価値、ネコの脅威と影響力、野生動物保全への取り組み、適正飼養推進への獣医療提供などの講演のほか、これまで小笠原ネコを引き取ってくださった飼い主のみなさまも来場され、副村長より感謝状が贈られました。
東京の熱気を島に持ち帰り、「人もネコも野生動物も豊かに暮らせる島」の早期実現を目指して、保全活動に更に力を注いでいきます。これからもご支援、ご協力をよろしくお願いします。
東京搬送ネコはまもなく200頭になります…