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とくにBonin Petrelの姿は陽焼けや羽先のスレもなく、とてもきれい。

過去の南硫黄島調査では、6月に綿毛のヒナや、巣立ち直前の個体が観察されており、
もしかしたら、巣立ち個体の可能性もあるかもしれません。

まだ、不明点の多い彼らの生態です。

シロハラミズナギドリ Bonin Petrel

2023秋のオナガミズナギドリ巣立ち開始から、半年ほどお休みしてしまいました。

その間にも季節はめぐり・・・ただいま春の鳥降るシーズンまっ最中!

と言っても例年より遅く、初夏を迎えて不時着のラッシュとなっています。

しかも、オナガミズナギドリにシロハラミズナギドリが混じってきます。

オナガミズナギドリ Wedge-tailed* Shearwater(*くさび型の尾)

[オナガ写真]

朝夕がすっかり涼しくなり、半袖、ビールもそろそろ終わりな季節となりました。
11月末ともなると、恒例のオナガミズナギドリの巣立ち時期となります。

例年は、11月後半の連休頃、ガッツリ最初の冬型の気圧配置が入って
冷たい雨風が吹きすぎる頃から、始まり、12月上・中旬頃まで続きます。

不時着数は、年々のオナガミズナギドリのヒナたちの成長具合、
天候、月に左右されてます。

今年は、一昨日(11月13日)が新月で、月末に向けて
月はどんどん太る(明るくなる)ので、少し安心しているところです。

さて、来週あたり、リアル天気図を見ながら、
「今年のオナガナギ・ラッシュ」について、海鳥予報を出します! ので
みなさま、夜道などでキョロキョロ、クンクンしていただければ嬉しいです。

さて、オナガ巣立ちカウントダウンがはじまった昨晩、
父島でオオミズナギドリが保護されました。
(オナガじゃなくて、オオ。オオは特徴的なゴマ塩頭で、一回り大きい)

伊豆諸島御蔵島など日本沿岸で繁殖するミズナギドリで
こちらも巣立ち時期をむかえています。

巣立ち時期や、春の飛来時期には
オナガミズナギドリとは比較にならない大集団が
切れ目ない群れとなり、延々と海上を進みます。

通常、小笠原群島からは 少しコースが離れているようですが、
父島や母島に接近する年もあり、このような年には海上目撃(群れ)と
不時着個体が相次ぎます。

そして、昨日の今日(保護の翌日)。
今朝のはは丸から、オオミズナギドリが観察されたようです。
今年は近いかもしれません。

これから両種、要注意です。

教えてもらった場所で、シメを観ました。器用にモクマオウの種子をつばんでいました。母島では、マヒワやイスカの情報もあったようです。大きなコハクチョウだけではなく、今年は小鳥類がいろいろ渡ってきているようです。

ハクチョウの情報は途絶えており、続編はありません。まだまだ暑い小笠原、体力のあるうちに北を目指してくれていると良いのですが。さて、夏繁殖の小型海鳥『アナドリ』の巣立ちがはじまりました。自動販売機の光、照明への衝突、ライトアップされた壁面などへの衝突、墜落が数件ありました。8月頭に孵化して、丸2ヶ月以上かけて巣立った今年の子供達です。ここ数日、夜お出かけの人は、ぜひ照明周り等やライトアップ気味の壁面したなどにご注意くださいませ。


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