レスキュー

たいてい洋上はるか南東から迷鳥がやってくることが多いのですが、ほぼ直撃だった21号の場合は何も・・・通過から2日たって再び激しい雨。その後に続々といつもの海鳥たちが迷い込みました。

東京出港日を遅らせ、台風とすれ違うように南下してきた定期船おがさわら丸。
二見港でハッチを開け切る直前、ずぶ濡れで小さくなったアナドリが発見されました。まさに間一髪!


Thanks:「おがさわら丸」甲板員のSさん他

【IBO鳥獣レスキュー】080-2035-8078(6時〜22時)
[IBO事務所]04998-2-3779(平日8-17時)

台風19号の豪雨、21号の強風に叩かれた小笠原ですが、幸い父島では大きな崖崩れや道路の陥没等なくすみました。ただオオコウモリにとっては、熟し始めていたモモタマナの実が飛び、まもなくメインの餌種となるタビビトノキの葉が風に負けました。

不幸中の幸いか、台風後これまでのところアカガシラカラスバトもオオコウモリも保護はありません。オオコウモリ防除ハウスの応急処置に奔走していますが、もし破れたネットに絡まったり、迷い込んだりした個体を見つけた場合は早朝でもお電話ください!

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10月上旬休日の昼過ぎ、役場宿直の方から。
「南島ツアーの観光船から“海上でノスリを保護したのでケアできる人に連絡してほしい”ということなのですが、行ってもらえますか?」

発見者の方に伺ったところ、
「ずぶ濡れだが沈んではいなかった。が、いつもの海鳥とは違うと気付いて引き返した。たまたま鳥の扱いに慣れた人がいたので、カゴですくい上げた。

発見が早かった/ノスリだと気付いてもらえた/鳥の扱いに慣れた人がいたという幸運が重なって、この1羽は乾燥後に自力で野生復帰することができました。
「自然の脱落は自然のママに」が原則ですが、オガサワラノスリの1羽はたいへん貴重です。

島の研究者の方によるとこの夏巣立った若鳥。現場近くで他の個体や海鳥と争って落ちたか、母島から渡ろうとして力尽きた等が考えられるそうです。

ただし、ノスリは嘴はもちろん、その握力と鋭い爪とで掴まれると危険!!ネズミを常食しているので雑菌も心配です。決して真似はしないでください。


Special Thanks:観光船「B L」& Oさん

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島は既に台風養生が終わり、スーパーの棚から冷凍食品まで消えつつあります。

先の台風15号の直後には、立て続けにこんな保護がありました。

朝、分譲地の庭でうずくまったアカガシラカラスバト。
外傷はなく保温&栄養補給をしたのち野生復帰。

午後には道路沿いで眼内出血のみられるオガサワラオオコウモリ成獣。
獣医師の診察も受けて徐々に収まり、こちらも野生復帰しました。

見つけてくださった皆さん、ありがとうございました。

ただし、猛烈な台風19号は予想進路が当初より近づいてますので、くれぐれも外出は控えてください!
内地の皆さまもベランダで飛びそうな物は早めにしまって、週末はおうちでお過ごしください。

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島の皆さま

台風8号はなんともなく通過、このあとの 10号と盆踊りが心配ですね。

海は大荒れですが、陸では先の渇水での遅れを取り戻すかのように、カラスバトもオオコウモリも活発に動いています。どちらもこの時期、経験・警戒心ともに乏しい若い個体が多いのが特徴です。

動物の側からもなるべく事故のリスクを減らすべく見回りをしている中、奧村でこんな可愛い窓を見つけました。
レースのカーテンは衝突防止に有効だと判っていますが、加えて、外から見えやすい紙風船!

「子どもの作ったものを、たまたま・・・」とのお話でしたが、島にこんな窓が増えるといいなぁ。