レスキュー

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きっと、、最後の力を振り絞ったフライト!!

夏休みの終わりが近づく夕方。局地的な強雨のあと、夕陽を見に行こうとアパートのドアを開けると・・・なんとオオコウモリが落ちていた。

「なぜここに?!しかもまだ息がある!」

現場に急行し、ドクターの緊急対応も頂いたものの、残念ながら翌朝には天に召されていました。

が、オス老獣が保護されたのは初めての事例(やはりメスの方が長生き?!)。そして何より、野生個体がノネコなどに捕食されたりせず、最期まで生きることができたという証しです!!

「え!どうしたらいいの?」と思ったら、080-2035-8078へ。

Thanks:ネコ捕獲隊のT君とノネコ対策・ネコの適正飼養に協力してくださっている皆さま

 

 

 

 

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戦前はオガサワラミズナギドリと呼ばれていました。

まるで乾季雨季があったような今年は、「春の鳥降るシーズン」も例年よりやや遅れました。ちょうど4月1日のクロウミツバメから始まり、ピークは4月下旬から一月ほどで収まりました。

昨夜は久しぶりに街中にセグロミズナギドリが不時着し、かわいい親子三人が届けてくれました。土穴の巣を作る習性からでしょうか、なんと2階のベランダからお家の中に入ろうとしていたそうです。

写真は斜め上から見たところで、ずんぐりむっくりしたペンギンのような体型をしています。腹面の白/背面の黒のツートンカラーがはっきりしているので「セグロ」。また、脚がカニのようにペッタンコで外縁だけ黒いのが特徴です。

大きさ(成鳥)はちょうど大人の両手の平に乗るサイズ。この個体は前頭部をぶつけたようですが特に問題なく、すんなりと海へ帰っていきました。

Thanks:Oki family,ykさん

 

 

 

 

 

 

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足環に所有者と連絡先が書いてあります。

先月27日にまたレース鳩が保護されました。なんと、今回は船客待合所の中。往路もおが丸に乗ってきたのでしょうか?

レースのスタート地点、青森から丸1日で父島に到達していました。

埼玉の熟年ご夫婦が竹芝まで出迎えに来てくださったそうです。こんなオーナーに飼われて幸せですね。

Thanks:小笠原海運父島営業所の皆さま

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日通のペリカン便が所有者の元へ届けてくれます!

昨日、奥村の路上をとぼとぼ歩いているハトを保護しました。強風の中、必死に餌を探していたようです。何人もの方が今便出迎えのときに目撃していたので、おが丸もしくは観光船に乗り込んできたのかも知れません。今日の船で無事に所有者の元へと送られました。

思いがけない訪問者ですが、2〜3年に一度はやってきています。仙台スタートのレースでは翌日もう父島に不時着していたり、中には台湾から迷い込んだ事例もありました。レース鳩に関しては足環に連絡先が書いてあり、回収のための全国ネットもできあがっています。

見慣れないハトの情報も、あかぽっぽに関する情報もぜひご連絡ください!

IBO事務所 [TEL] 04998-2-3779

Thanks :現場へ向かう途中の Kさん、ママ友?のNさん&Tさん他、支庁産業課鳥獣担当さん

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その日、代わりに翼のきれいなオオバンが、とことこ高校側の岸へ上っていきました。

清瀬川河口で4年目の春を迎えたオオバンが、先月10日に死亡しました。

 

干潮時に一本立ちで日向ぼっこをしていた姿。

反転した方の翼も、嘴できちんと手入れしていた姿。

ときには消波堤まで泳いでいたり、ときには保健所の裏手に現れたり、台風のときには数日身を隠し、、人間の作った環境を巧みに利用して自活していました。

傷病個体が天寿を全うした(自力で余生を終えた)、きわめて稀な&幸せな事例でした。

いつも応援してくださった皆さん、ありがとうございました。

これからも様々な鳥が渡ってきます。まずは見守ってあげてください。「危ない」「動けない」ときにはご連絡ください。

IBO鳥獣レスキュー 080-2035-8078