レスキュー

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運び込まれたメジロ

父島扇浦から道路側溝の中で動けなくなっているメジロが運ばれました。嘴や頭部に体液が固まった後もあることから、激突・負傷して動けなくなっている可能性が考えられました。場所から交通事故の可能性が高そうです。この個体は、残念ながら間もなく死亡しました。それにしても、8月末までに、台風の襲来は皆無と言って良い状況です。梅雨の長雨はすごかったですけれど・・。台風がなかったため(の餌条件)でしょうか。メジロやヒヨドリの繁殖回数、というか、巣立ちヒナを集中して見た時期が、3度になりました。調査をしていないのでわかりませんが、今年はメジロやヒヨドリが持ち込まれる件数が多い背景に、そもそも例年より多く孵化している可能性がありそうです。

THASNKS ホテルホライズン

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ネコにやられた傷

再び、ネコにやられたトラツグミが持ち込まれました。右翼の肩から翼角の間を何度か噛まれたようで、複雑骨折状態でした.出血もあり、残念ながら死亡しました。地上徘徊性といえば、ネコの捕食が最も心配されるのがアカガシラカラスバトです。ネコは自分の気に入った場所まで獲物を運ぶので、山の中では死体の発見が難しいことが予想されます。死体の情報も重要です。なにか見つけたら是非i-Boまで.

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ネコに襲われたトラツグミ

ネコにやられたトラツグミが持ち込まれました。右翼、右大腿部に大けがを負っており、救護のかいなく、絶命しました。トラツグミは地上徘徊性の鳥であるため、ネコにも狙われやすいのです。小笠原ではネコによる野鳥の捕食が後を絶ちません。

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洗浄後、、放鳥されたオナガミズナギドリ

漁船の船底にもぐり込み、油まみれになったオナガミズナギドリが運び込まれました。何度も洗浄し、油をすっかり落として、後日放鳥しました。体内へも相当油を飲み込んでいると思われるので、はたして生きていけるかわかりませんが、強運を祈りましす。

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網にからまったシロハラミズナギドリ
撮影:Mr.KOTARO

海洋センター前の父島製氷海岸に、漁網の切れ端にからまったシロハラミズナギドリの死体が打ち上げられました.おそらくは、海面に降りたときに絡まってしまい、そのまま死亡、漂着したのでしょうか.海にゴミを捨てるのは一瞬でも、ゴミは延々と漂い続けます。