レスキュー

年明けからパンデミック第六波、そして戦争の余波が押し寄せる中
毎週のように「大雪警報」が出ていた本州も、急に暖かくなりました。

もうすぐ 昼の長さが夜を超えます。
この荒天の後には、虫や鳥たちがいっそう活発になります。

 そこで、起きやすいのが「誤捕獲」です。

ネズミ用粘着シートの上で動くヤモリやアノールめがけて、
子育てに忙しいメジロや、キーキー(イソヒヨドリ)幼鳥が
飛び込んでくっついてしまうケースが多いようです。

家庭菜園や半屋外などで粘着トラップを置くときは、
全開のまま放置せず、覆いをつけたり筒の中に入れるなど、
上空から見えにくくすることで、鳥の誤捕獲が減らせます。

そもそも、ネズミは安全な場所に隠れて餌を食べるため、
オープンな場所に餌を置いても走り抜けてしまい、
安くはないシートが無駄になってしまいます。

 カバー用にトリカルネット端材を用意していますので、
  必要な方はお気軽に事務所へご連絡ください!

カゴの場合も、上から見えないようにすると鳥の迷い込みが減らせます。
一手間よけいになりますが、この時期よろしくお願いします。


IBO鳥獣レスキュー【父島】 04998-2-3779 小笠原自然文化研究所
 080-2035-8078(夜間・休日)
電話で場所、生死などの状況とお名前を教えてください。
その後は離れても大丈夫です。もし路上や雨天時の場合は、
安全な場所(路肩や木陰など)に移してやってください。

【島在住の方へお願い】 
国内で高病原性鳥インフルエンザが発生しています(人には感染しません!)。
カモ・ツル・ハクチョウ類など、島で繁殖していない水鳥が弱っていたら、
 環境省小笠原自然保護官事務所 04998-2-7174 へお知らせください。
繁殖種への感染リスクを減らすため、お手数ですが宜しくお願いします。

「輝くライトと大きな白い壁面」
人間にとってはちょっとワクワクする、この組み合わせ。
ところが海鳥にとっては最も危険です。

これは昨夜、海鳥が衝突した現場。
落下地点と奥に連なるライトとの違いが判るでしょうか。
光害先進地の小笠原ですが、まだまだ改善の余地あり。

と、

落ちてきたのはシロハラと思いきや、オナガミズナギドリでした。
ペアリングにはいささか早い!

帰り道、早朝のウォーキングでは路肩やライト下への目配りをお願いします。


IBO鳥獣レスキュー【父島】 04998-2-3779 小笠原自然文化研究所
 080-2035-8078(夜間・休日)
電話で場所、生死などの状況とお名前を教えてください。
その後は離れても大丈夫です。もし路上や雨天時の場合は、
安全な場所(路肩や木陰など)に移してやってください。

【島在住の方へお願い】 
国内で高病原性鳥インフルエンザが発生しています(人には感染しません!)。
カモ・ツル・ハクチョウ類など、島で繁殖していない水鳥が弱っていたら、
 環境省小笠原自然保護官事務所 04998-2-7174 へお知らせください。
繁殖種への感染リスクを減らすため、お手数ですが宜しくお願いします。

内地は寒さ厳しい冬。それでも、春への一歩。

これより何歩か先に春を迎えているはずの島ですが、
冷たい雨のあと、こんな所でオオコウモリが保護されました。

まさか、ダイトウオオコウモリか?!


アイボstaffも目を疑うほどに白い体。


動けなくなっていたのは、オガサワラのメス老齢個体でした。
とくに外傷無し。天寿が近いのかも知れません。
つかの間の保養のあとは野生に戻されます。

街中なのに背後に大神山を背負ったこの辺り、隣地が空地だった頃は
あかぽっぽ&くろぽっぽがよく現れた場所でもあります。

また、シロハラミズナギドリなどが不時着するラインでもありますが、
何故かこの冬はここまで保護がありません。

IBO鳥獣レスキュー【父島】04998-2-3779 小笠原自然文化研究所
 080-2035-8078(夜間・休日)
電話で場所、生死などの状況とお名前を教えてください。
その後は離れても大丈夫です。もし路上や雨天時の場合は、
安全な場所(路肩や木陰など)に移してやってください。


【島在住の方へお願い】 
国内で高病原性鳥インフルエンザが発生しています。
(コロナと同じく、濃厚接触をしなければ感染しません!)
カモ・ツル・ハクチョウ類など、島で繁殖していない水鳥が弱っていたら、
 環境省小笠原自然保護官事務所 04998-2-7174 へお知らせください。
繁殖種への感染リスクを減らすため、お手数ですが宜しくお願いします。

父島では年が明けても、あかぽっぽ&くろぽっぽの出現が少ないままです。

 なのに・・・

2022/01/01 集落内 朝
 くっきりと残る衝突痕(右上)

2022/01/27 山域 未明

2022/02/07 集落内 出勤時間帯のあと



ハトにとって危ない場所は、人にとっても危ない場所。

もし、ハトが飛び出しても急ハンドルや急ブレーキはしないでくださいね。
もし、ぶつかってしまったらご連絡ください。事故の再発を防ぐために。

お時間があれば、ハトの目撃情報もIBO事務所へお願いします!


IBO鳥獣レスキュー【父島】 04998-2-3779 小笠原自然文化研究所
 080-2035-8078(夜間・休日)
電話で場所、生死などの状況とお名前を教えてください。
その後は離れても大丈夫です。もし路上や雨天時の場合は、
安全な場所(路肩や木陰など)に移してやってください。

【島在住の方へお願い】 
国内で高病原性鳥インフルエンザが発生しています(人には感染しません!)。
カモ・ツル・ハクチョウ類など、島で繁殖していない水鳥が弱っていたら、
 環境省小笠原自然保護官事務所 04998-2-7174 へお知らせください。
繁殖種への感染リスクを減らすため、お手数ですが宜しくお願いします。

立春を過ぎても八丈まで雪が降りそうな勢いですが・・・
着実に季節は動いています。春のお便り転送します。

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調査の協力者のみなさま

こんにちは。
いつも、ツバメの調査にご協力いただきありがとうございます。

そろそろツバメが飛来する季節になりました。
ツバメを見かけられましたら、以下の5項目をメモして送ってください。

1、いつ  2、どこで  3、何羽

  4、だれが  5、状況

2018年の春から始めたこの調査も5年目です。

ツバメが小笠原や伊豆諸島の島々で一番多く観察されるのは3月から5月にかけてですが、
過去4年、父島でツバメが初認されたのは2月の後半から3月にかけてでした。

母島

 2018年は2/21
 2019年は2/23
 2020年は2月下旬
 2021年は3/15

父島

 2018年は2/22
 2019年は2/11に1羽、そのあと、2/21に複数
 2020年は3/16
 (イワツバメが2/1に初認され、以降複数観察されました)  
 2021年は3/19
 (2月中下旬にツバメかもしれない鳥が観察されています)

このように、南の越冬地から海を越えて飛来している様子が少しずつ明らかになってきました。

2022年も父島、母島の皆様や伊豆諸島の皆様と協力して調査を継続させていただきたいと考えております。

お手数をおかけしますがツバメの観察記録を送っていただけたら嬉しいです。

ツバメがやってきましたら、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

コロナはまだまだおさまらないですね。
皆様もお体にお気をつけてお過ごしください。

2022.2.11  重原美智子