コハクチョウ2003

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立ち上がったコハクチョウ

衰弱して立てない状態で、14日に父島で保護されたコハクチョウが、18日に自力で立ち上がりました。体重はまだ4kg以下ですが、自ら羽づくろいをするなど、行動に大きな変化が見られました、体温も上昇。状態が上向きの証拠です。まだまだ強制給餌が続いていますが、明るい兆しが見えてきました。
【このコハクチョウの保護は、小笠原自然文化研究所が、福島県鳥獣保護センターの指導、島嶼保健所の御協力を得て。野生復帰(内地)を目標に取り組んでいます。東京都一時飼養依頼受】

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ただいま保護飼養中

保護した時コハクチョウの体重は4kgを割っており(平均体重6kg)、回復の見込みは定かではありませんでした。現在。野生動物の救護&野生復帰に豊富な実績を持つ福島県鳥獣保護センターの全面協力を受けて当研究所で保護飼養中です(東京都一時飼養依頼受)。運良く快方に向かい、峠を越すことが出来たら、このコーナーで改めてご紹介します(その日が来ますように!)。
12月10日には、沖縄県久米島でオオハクチョウが保護されており、父島のコハクチョウも先の大型台風の影響が考えられます。

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小港園地にて

「立てない白鳥がいる」という連絡を受け、父島八瀬川沿いの小港園地でコハクチョウ(成鳥)を保護しました。おそらく12月11日頃より父島東側の海岸付近で目撃情報のあった個体で、当初交通事故も考えられましたが、怪我はなく目下栄養失調等による衰弱と考えられます。
HELP ME :コハクチョウのレスキューのため「古新聞 と ぼろ布」を毎日たくさん使います。ご提供頂ける方は小笠原自然文化研究所事務所(宮之浜道2-3779)まで、是非ご協力お願いします。


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