その他

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オオコウモリの食害をふせぐためのネット工作。マンゴーを守っています。ネットでハウス的に囲うのがベストですが、現場にあわせた寸法なおしが必須で、それも無理な場所ではオーダーメイドになってきます。試行錯誤は続けているのですが、根本的に素材が高価なことが一番の問題です。でも、小笠原の自然とむきあっているといろいろと考えさせられます。守るべきもの、守ることの意味。ひょっとしたら、このお話しはこのコーナーそのもののテーマかもしれませんね。オオコウモリと付き合ってきて、私たちなりのひとつの到達点は、オオコウモリを守る意味は、そのかけがえのなさ、とともに、彼らがこの島々で果たしている役割を守ること。彼らを守るために必要なことは、作物を守ること、そして、作物を育てている人を(その人だけがオオコウモリで苦労しないように)守ること。

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硫黄島沖では、献花黙祷を捧げてきました。
バードウォッチャーも、島を観にきた人も
乗船客、解説スタッフ全員で手をあわせました。

硫黄3島クルーズでは、南北硫黄島での 島の景観、海鳥たち のウオッチングがあります。定期航路がない島々ですので、まさに千載一遇の旅、絶海の孤島相手ですので、毎年ちがった島の表情を見ることになります。でも、このクルーズは自然だけではありません。硫黄島も見ることができるのです。激戦地として有名な島ですが、それ以前に島民の暮らしがあったことはあまり知られていません。小笠原に住む者として、硫黄島の歴史と今を知って頂く機会は、とても大切なものです。

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この旅で 毎年お会いする クルーズ知人さん も増えました

観光にはあまり縁のない研究所ですが、この約10年、おがさわら丸の伊豆鳥島(アホウドリ)クルーズや、硫黄3島クルーズでは解説員としてお手伝いさせて頂いています。今年も、他のベテランスタッフたちとともに、船内講演や船上解説をさせて頂きました。

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朝陽の当たる船首マストに、アカアシカツオドリと
カツオドリ。3島クルーズらしい風景です。

6月末より、硫黄列島調査(無人島調査)に行ってきました。もどってすぐに、おがさわら丸硫黄3島クルーズで再び南下。すっかり硫黄列島漬けの2週間でした。それぞれスナップをご紹介します。

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三色モナカ? 三色ガーコ(カツオドリ)
夕焼けを飛ぶ美しいシルエット