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島の呼び名は「ウィロウィロ」

小学校の校外授業をビジターセンターで行いました。当研究所が父島ビジターセンター内で開催中の特別博物展「海洋島小笠原 その魅力と危機」の中で実施している環境教育プログラムです。さて、今日のお相手4年生とともに授業の後で、昨日扇浦で保護されていたシロハラミズナギドリを放鳥しました。船から見ることはあっても、至近距離でみることは少ないミズナギドリの水掻きや、まん丸の目、長い翼に、子供達は興味津々で、つぎつぎと質問が飛んできました。島の子供たちと見送るシロハラの姿は一段と素晴らしいものでした。島っこですから、シロハラミズナギドリという和名よりも、最近は聞かなくなった島の呼び名「ウィロウィロ」を強調しました。

THANK’S Solmal、Mr.SAHARA、RAO、4年ハート組&Teacher KANOU

あけましておめでとうございます。
 小笠原は、ここ数年では一番ではないか? という穏やかで暖かなお正月を迎えました。昨年、「今日のナベヅル」に始まり、ガーコ(カツオドリ)騒動あり、メジロ、ヒヨドリの長期飼養あり、そしてオオコウモリの保護あり、常連のミズナギドリ類の保護あり、アカガシラサギで驚いたら、なんとコハクチョウまで登場! 当研究所の2003年の野生鳥獣保護件数は70件を越えました。昨年の最後の仕事は昨夜のそのコハクチョウの世話。そして、今年一番最初の仕事もコハクチョウのゲージの清掃&給餌でした。小笠原でナベヅルにコハクチョウとは、ちょっと複雑な気持ちですが、野生鳥獣救護のノウハウ蓄積の少ない小笠原では、今後の絶滅危惧種や在来種等の保護や保全のために、これらのデータや技術の蓄積が今必要なのです。さてさて、本年もよろしくお願いいたします。


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