2010年

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宮之浜から元気に放鳥

オナガミズナギドリが保護されました。小笠原でもっともポピュラーな中型海鳥であるこの鳥は、3月頃より飛来をはじめ、5月も連休をすぎる頃には、大部分が到着し、繁殖活動を始めます。7月末には真っ白い綿毛につつまれたヒナが誕生し、11月末から12月にかけての巣立ち時期まで、長い長い子育てが続きます。今年もまた、小笠原に春を告げ、そして遠くない夏の到来を予感させるオナガミズナギドリがやってきました。

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また虹彩が黒色の若鳥。
成鳥は黄色に変わります。

3月上旬、母島でオガサワラノスリが保護されました。母島の鳥獣保護員さんから父島の保護員さんの元へやってきました。よくよく診ると左翼の内側付け根部分に開放骨折の痕、別のお仕事で島に来て頂いていた天野先生による往診が開始されました。骨折部分の矯正はせずに、テーピングによる固定での根気のいるケアが開始されました。下旬には小笠原支庁により設置された屋外ケージに移動させ、野生復帰を目指す一時飼養が開始されました。


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