2022年12月

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11月から続いたオナガミズナギドリ巣立ち鳥の回収では、大変お世話になりました。10月の保護2羽も入れて、12月上旬までに合計30羽が保護されました。保護後の死亡は1羽。怪我を追っている個体4羽で、このうちの2羽は回復し海に戻りました。集計すると父島の2022巣立ちシーズンは、保護回収30羽、野生復帰27羽(12月13日時点)となりました。発見、回収、ライトダウン、広報等にご協力いただいたみなさま、心より御礼申し上げます。
本来、巣立ち鳥が、至近の島々に降り立つことは、なんでもないこと、若者の旅立ちのドタバタの一コマにすぎません。しかし、有人島に降りてしまうと、多くの危険が待っており、命を落とすことも少なくありません。
海鳥の中でも、アホウドリ類やミズナギドリ類は長寿です。とく巣立って最初の1年を乗り切れば、その後の生残率はグッと高くなる、そんなデータもあります。今回、巣立ち時期の危機を乗り越えたミズナギドリたちが、この1年をのりきって、また故郷に戻ってくることをねがいましょう!! ご協力の島のみなさま、本当にありがとうございました!! 感謝!!!