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写真中央にいます。わかるかな?

曇り。6アノールと雑穀。とれたて?の生きのいいアノールで、ナベヅルのほうも、いつになく殺気をだして、捕まえていました。
今日は、昨日とだぶりますが11/13〜15の衰弱状態から元気を盛りかえすところを、少し詳しくご報告。
=====これまでの経過 衰弱してた頃(11/13〜15)=========
この時期は天候不順で雨が多かった.ツルはこの時期もっとも動きが鈍く、立ちつくしていた。雨のはじきも悪く、全身(羽)が濡れてしまい震えていることが多く、体温低下の可能性があった。つやも悪く、額の皮膚の赤がほとんど目立たなくなっていた。11/15から給餌が成功しはじめ、毎日数十匹のミミズをコンスタントに食べるようになって動く力が感じられ、少なくとも「そのまま倒れそうな・動かなくなるような(サギの衰弱状態)」ことはなくなった。11/17に特に大量のミミズを食して、翌日の11/18には、額の赤がよみがえるように発色した。海水魚の稚魚を真水で(塩抜きして)やると、興味を示し器用に捕まえるが結局食べなかった。ヤモリにも、動きに強く反応して捕まえるが食べなかった。ツルの目撃時期には、キセキレイ、カシラダカ、キビタキ、ミサゴ、アオサギ、ゴイサギ、チュウサギ、コサギなどなど多くの鳥が飛来し、そのほとんどがしばしの休息のあと去った。

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路肩脇で餌探し

晴れ、久々の凪ぎ。アノールは「おあずけ」で、今日は殻付き雑穀。
最近、このHPを御覧になって連絡を下さる方が増えています。中にはツルの調査経験者、専門家、鹿児島でツルを身近に見ておられる方などもいらっしゃいます。小笠原に飛来して1ヶ月あまりが経過ていることもあり、明日からは簡単な経緯や、今の悩みごと?などを紹介していきます。

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健在ぶりをアピール

晴れ。6アノール。ナベヅルは元気です。
日曜日とあってか、比較的多くの人がナベヅルを見るために洲崎に訪れたようです。めったに見れないツルとあって、小笠原にしては珍しくロングの人気者になっています。だだし、注意しなければならないのは、路上でのエサやりです。数日前も書きましたが、道路上でエサをやると、そこ(場所)を覚えてしまい、より路上に出てくるようになって危険です。ここ数日のフンを見ると、いかに長い時間、路上にいたかがわかります。また、道路でモノをついばむと、どうしてもクチバシの先がコンクリに当たってしまうのもツルには良くないことです。
エサをやる場合には、かならず路肩脇の土の上でやるようにしましょう。そして、できれば、何をどれくらい食べているのかということの把握もありますので、宮之浜道のアイボにご連絡頂いて、こちらにエサを預けて頂けると助かります。
是非、ご協力を!

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リラックスして羽づくろい

晴れ.日中ポカポカ。やや波はあるけど、二見湾から水平線がきれいにみえて、夕陽がよさそう。昼夜の気温差が小さい小笠原だが、さすがに12月も半ばをすぎると夜の冷え込みが厳しくなる(この表現は観光客に笑われるけど)。
ナベヅル、今日はM農園の貴重な4アノール。少々粒の多い穀物で、こちらは食いが悪い。ますますアノールが手に入りにくくなってきました。みなさま是非よろしく。
=============豆知識==============
鹿児島でツルの調査をされているという方から、ご連絡を頂きました。トカゲを食べるナベヅルをHPではじめて見たということです。小笠原に飛来したナベヅルは、なかなか変わっているのです。パン屑や、鹿児島や動物園などで給餌されている穀類も食べますが、圧倒的に動物食なのです。ミミズや、アノールは食いがちがいます。11月はミミズが一番でしたが、アノールを覚えてからは、こちらが大好物です。採り方もあっという間に進歩しまして、はじめはあちこちと逃げられ追いかけ回していましたが、最近は最初の一撃で、ほとんど動きを止めてしまいます。その後、挟んだ嘴で振り回して完全に止めてから、丸飲みです。格闘中にアノールのしっぽがよくとれるのですが、動くこのしっぽは、必ず残さず平らげます。繁殖期を過ごすシベリアでは、このように小動物や昆虫をよく食べるとも言われます。ちょっと気になるナベヅルなのです。

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ナベヅル注意!

お天気晴れ。日なたならTシャツでOK。ただし風が冷たくなってきました。
昨日で、小笠原でのナベヅルの最初の目撃から一ヶ月がたちました。
一時はかなり衰弱もみられましたが、今は随分と元気になりました。このまま、冬をのりきって来年には北へ戻っていって欲しいものです。今日は残念ながらアノールが捕まらず、ミミズ少々と穀物が夕ご飯でした。
昨日から、舗装道路の路肩にでてきているようなので、車で洲崎を通過する際は、十分にご注意を! また、道路でツルの手前に車を止めると後ろからは、人もツルが見えず危険です。なるべく先の少し離れたところへ止めましょう。おそらく九州での生活で、給餌には慣れているようで、人のすぐそばまで寄ってきますが、野生の鳥、特に渡り鳥には思わぬばい菌がついていることもありますから、直接手から餌を与えるのはやめましょう。