最新情報

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餌を交換するとき、ポンっと腕に乗ってきました!

11月23日の昼過ぎ、ビジターセンター玄関前にハトが現れました。あかぽっぽ・・・ではなく、目立つ足環の付いたレース鳩!
そのあと小学校前、船客待合所前と街中をさまよい、日暮れを迎えるころ農業センターの中で捕まりました。
今回のレースは盛岡市内から一斉に都内の自舎をめざすというもので、21日朝7時にスタートし「早ければ12時台には東京に着いている」!
今年は3月にもレース鳩が辿り着いています。一度迷ってしまったハトはもう使えないそうですが、レース歴50年のオーナーは竹芝まで迎えに来てくれました。この個体はとりわけ「人なつっこいハト」だそうです。

【IBO鳥獣レスキュー】080−2035−8078

Thanks:情報をくださったAさん、Yさん、Dさん他の皆さん、AYAKAさん
Special thanks:オーナー瀬畑さん

 

 

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くわえた魚を落とさないよう、
カツオドリの嘴縁はギザギザです!

今年はこの時期にイワシの群れが入っています。宮之浜でも浜近くまで寄ってきて、それを狙うカツオドリが見事なダイブを見せていました(最大3羽)。

週末、たまたまサビキにかかってしまったメス成鳥、、よく見ると脚には金属のリングが!
調べてもらうと・・・なんと2005年に南島で育っていたヒナでした!!

13年目の秋、母親になって必死に餌を獲っていたのでしょうか。幸い、翌日には無事もどっていきました。
釣りの方にお願いです。もし、もし万が一、鳥がかかってしまった場合には即ご連絡ください!
(鳥もパニックしています。人の手、鳥の翼どちらも傷めるおそれがあります〜)

【IBO鳥獣レスキュー】080−2035−8078

Thanks:Kさん,Nさんと島民バンダーCさん

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きっと、、最後の力を振り絞ったフライト!!

夏休みの終わりが近づく夕方。局地的な強雨のあと、夕陽を見に行こうとアパートのドアを開けると・・・なんとオオコウモリが落ちていた。

「なぜここに?!しかもまだ息がある!」

現場に急行し、ドクターの緊急対応も頂いたものの、残念ながら翌朝には天に召されていました。

が、オス老獣が保護されたのは初めての事例(やはりメスの方が長生き?!)。そして何より、野生個体がノネコなどに捕食されたりせず、最期まで生きることができたという証しです!!

「え!どうしたらいいの?」と思ったら、080-2035-8078へ。

Thanks:ネコ捕獲隊のT君とノネコ対策・ネコの適正飼養に協力してくださっている皆さま

 

 

 

 

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戦前はオガサワラミズナギドリと呼ばれていました。

まるで乾季雨季があったような今年は、「春の鳥降るシーズン」も例年よりやや遅れました。ちょうど4月1日のクロウミツバメから始まり、ピークは4月下旬から一月ほどで収まりました。

昨夜は久しぶりに街中にセグロミズナギドリが不時着し、かわいい親子三人が届けてくれました。土穴の巣を作る習性からでしょうか、なんと2階のベランダからお家の中に入ろうとしていたそうです。

写真は斜め上から見たところで、ずんぐりむっくりしたペンギンのような体型をしています。腹面の白/背面の黒のツートンカラーがはっきりしているので「セグロ」。また、脚がカニのようにペッタンコで外縁だけ黒いのが特徴です。

大きさ(成鳥)はちょうど大人の両手の平に乗るサイズ。この個体は前頭部をぶつけたようですが特に問題なく、すんなりと海へ帰っていきました。

Thanks:Oki family,ykさん

 

 

 

 

 

 

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砂の上のキャタピラが母ガメの足跡、「棒3本」が産卵巣の目印です。

IBO十数年の念願かない、島に野生動物とペットの両方を診てもらえる場所ができました。今月16日にオープンした「小笠原世界遺産センター」の中の「動物対処室」。規模は小さくとも内地に行かずに治療が受けられるのは、とりわけ野生動物にとって画期的です!

セレモニーには都獣医師会、母島在住のドクターたちも勢揃い。その出港前夜の宴帰り、渇水続きの島には待望のどしゃ降りの中、Bonin Petral(シロハラミズナギドリ)が1羽保護されました。電線に衝突したのか後頭部にライン状の擦傷がみられたものの、大きな外傷はありませんでした。また、お腹に抱卵班(卵を温めるための脱毛部分)があり、なるべく早く、ただしまた事故にあわないよう、翌日雨が上がるのを待ちました。

夜の放鳥となってしまい前浜へ来てみると・・・なんと、すぐ横でアオウミガメの吐息が!こちらもまさに産卵中、静かに離れました。

砂浜から夜空へ飛んだシロハラは鳴きながら湾内を旋回し、高度を上げていきました。メインストリートから30mの浜でも野生の生き物たちとヒトとが重なる、そんな島です。

 

【IBO鳥獣レスキュー】080−2035−8078

 

Special Thanks:母島、父島そして都内のドクター方、獣医療に関わる皆さま