最新情報

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収容の翌日に無事放鳥されました

とても小さな珍しい鳥が保護されました。カイツブリです。かつて冬に記録はあるものの稀な事例です。日本のカイツブリの仲間では最小のこの鳥は、父島大村で発見、保護されました。河川の浅瀬に入り込んで、動きがとれなくなっていたものの、(嘴に擦り傷と出血がありましたが)大きな怪我等もなく、翌日には無事放鳥となりました。 ところで、どうも飛来しているのは、カイツブリだけではないようです。なんとカンムリカイツブリがいる模様。私はまだ会えていません!

Thanks Toda.M、島のこどもたち

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アナドリ:体は大人の手のひらサイズ、
重さは100〜150g程度。
太くてゴツい嘴、たくましい脚、
くさび型の尾羽が特徴。
とにかく全身 黒褐色!

久々の天の川、明けて久々のド快晴!!昼休み、青灯台でひと泳ぎしたJちゃんが、ライトのすぐ足もとに落ちていた鳥を見つけてくれました。連絡をもらって確認すると・・・アナドリ。ひっくり返してお腹を見ると・・・まだホワホワの綿毛が残っていました!南島で育ったのでしょうか?この時期、巣立ちを控えたヒナたちは、夜な夜な狭い穴から這い出して羽ばたきの練習をしているようです。こいつは自分の意思でなく、練習中に風にさらわれてしまったのかもしれません。。。短い命、残念でした。南島海鳥センサスによるとアナドリは今シーズン、成長ステージにだいぶ幅があるようですが、ほぼ成鳥に近い個体もいて旅立ちを待っているそうです。/「生き物たちにとって危険な場所」もリサーチしていますので、ご連絡ください!

大変 ごぶさたしてしまいました。ごめんなさいませ。2013年もかわらず、いろいろなレスキューがありました。これから、情報アップを再開するとともに、過ぎ去り日のトピックも少しずつご紹介いたします。どうぞよろしく。

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本年もよろしくお願いしたします。

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写真は12月21日に父島八瀬川で撮影されたもの。
コハクだと思うが・・・遠くでイマイチ不明瞭。
(by Maruyama)

今年も、残すところあと 十数時間となりました。父島は雲が厚く、強い風も吹いています。当研究所にとって2012年は「オガサワラヒメミズナギドリ年」となりました。このコーナーでリアルタイムに紹介していた積年の謎の鳥。2012年に新しい和名の海鳥として、鳥類目録にのりました。よくぞ絶滅しないで生き延びたものです。しかし、年の瀬のせいか・・・歳のせいか・・・考えてしまいす。小笠原の海も島々も、空も、他の生きもの達も、この小さな海鳥のこと、ずっと昔から知っていたはずだ・・と。2012年に彼らに名前をつけた。人間が描く・・? 認識する地球儀に、ようやく彼らの存在を記した。そのことの意味をしばし考えてしまうのです。現在、小笠原の島々で、オガサワラヒメミズナギドリ調査を展開中です。また、来年、このコーナーでも新しい情報を提供できるようにがんばります。
話しはかわりますが、12月にハクチョウの目撃例がありました。父島八瀬川付近です。今年は、11月頃から低気圧が強く、また12月に入ったら・・寒い寒い! 大陸からの寒気が張り出す冬になりそうです。そんな猛烈な寒さに見廻れた冬には、きまって南の島に場違いな珍客が姿を現します。ハクチョウはその後、どうなったのでしょうか。どなたか目撃しましたら、ぜひ情報をお寄せ下さい。あ、ハクチョウを見つけても絶対に餌はやらないようにね! 年末年始の寒波がすぎたら・・・湾内にカモメ類が!?  なんてならないと良いのですが。
今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いしたします。