最新情報

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満月は、いろいろと野生動物の夜の行動について発想を豊かにしてくれます。見えるというこは、視覚に頼る人にとって、想像する上で大きいことなのだ、とも思います。光を得て闇を想像する。闇の中で、光を感じる。そんな夜でした。

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昨日、ヨシゴイが持ち込まれました。すでに死亡していましたが、父島南部の河川付近で見つかりました。その後、生体も1羽保護、無事放鳥されました。サギ類でもっとも小さな種類。小笠原ではなかなかお目にかかれません。父島八瀬川の川岸にいまもいるかもしれません。

Tkanks GSS, Yuka.C, Keita.C, Morioka-Family

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Phot by Ryo.I

昨日お知らせしたコシジロウミツバメ。体調を整えた後に、復路のおがさわら丸で伊豆大島沖での放鳥となりました。放鳥は、お仕事で来島中だった動物のプロと、プライベートで上京予定の島のガイドさんにお願いしました。速力のある船からの放鳥は意外に難しいのです。セオリーに従い、また臨機応変に、完璧な放鳥でした。どうもありがとうございます。幸運なウミツバメでした。Good Luck!

Special Thanks Y.TADA&H.FUJITA(JWRC), Ryo.ISHI(小笠原自然探検隊ONE)、Hayato.C,小笠原海運株式会社

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台風の荒波をこえて入港したおがさわら丸に、珍しい乗船客がおりました。事務所に運び込まれた茶色い小型鳥、アナドリか? あら、ウミツバメだ・・・、じゃ、オーストンか、早いなぁと思い、よく観察するとコシジロウミツバメでした。夏に太平洋や大西洋の北方で広範囲に繁殖します。国内では北海道の大黒島や、岩手沖の三貫島が集団繁殖地として有名です。入港後に甲板で発見されています。台風の暴風に巻き込まれ、小笠原沖まで飛ばされて、島の近くで御乗船されたのか、あるいは、時化の伊豆沖で運良く船の隙間に潜り込み、朝に穏やかになってから、甲板にお出であそばしたのか、はて、どちらでしょうか。いずれにしても運の良い鳥です。

Thanks 小笠原海運株式会社

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8月初旬、まだ綿毛・黒玉のヒナでした
3ヶ月かかって 今巣立ちを迎えてます

今年は、全国的に台風年となりました。6月中旬から、太平洋上のどこかに台風があることが多く、とくに9月から10月にかけて沖縄を席巻したいくつかの台風は、まさに記録的なものでそた。沖縄の先輩、知人、友人達、生きもの達のことが心配でした。小笠原でも7月末頃から近海の通過が続きました。幸いに、直前でコースがかわったり、勢力が落ちたり、直撃時の被害を知る人たちは「助かった」と胸をなで下ろしていました。生き物には、タイミングというものがあります。台風被害でも、これが重要になってきます。のらりくらり と言いましょうか、なんとか、ギリギリでかわしてきた感じの今年の小笠原でしたが、10月に入ってからの複数台風での大時化に、アナドリの巣立ち時期が完全に当たってしまいました。不時着や、港付近で溺れかけた個体の救護が続いています(なぜ、港湾の波打ち際で多いのだろうか?)。尾翼が伸びきらないものも多く、巣立ち直前に飛ばされた可能性もあります。アナドリの巣立ちは例年10月中旬から下旬まで続きます。島のみなさま、ぜひ、ご注意を。

Thanks  多くの島の皆様