最新情報

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すこしばかり季節外れのシロハラミズナギドリ。6,7月に巣立っていれば、もうこの海域にはいなくても良いのですが。夕方に街の灯りが見えない浜辺から放鳥しました。

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木陰で憩う若鳥3羽

この夏、アカガシラカラスバトが父島に出現しています。6月末からチラホラ目撃情報がありました。これは、例年通りのこと。しかし、今年はどんどん増えて、ずんずん続いて・・・真夏の強い日射しの元、情報は増えるばかり。ガジュマルや畑の作物(捨て物)に姿を見せる例年のパターンから、大きくはみ出し、それらの対象がなくなっても・・・台風が、2,3通過しても、それでもやっぱり、出続けております。大きな特徴は、集落、畑含めて、標高の低い場所での出現が多いこと。山奥で鳴き声が聞かれる冬とは様相が異なるのです。このコーナも気がつけば10年以上続けてきましたが、再三ご紹介していきた人の活動域におけるレスキュー事例、ついにはアカガシラでおこることのないように祈るばかり・・・・。しかし、そればかりではどうにもならんので、連日モニターし、さらに危険をみつけ、さまざまな人達に相談をしながら対応を進めているところです。ハト情報、島のみなさまには、10年来お世話になっておりますが、レスキュー的救急連絡でなくても結構です。ドシドシIBOまでお寄せください。

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ブレイクばかりで失敬。ブレイクばかりをのせたくなる大忙しな事情がありまして・・・・おいおい、このコーナーでも紹介出来れば良いがなぁ・・・・
きれいな夕焼けでした。幻想的な。

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オオコウモリの食害をふせぐためのネット工作。マンゴーを守っています。ネットでハウス的に囲うのがベストですが、現場にあわせた寸法なおしが必須で、それも無理な場所ではオーダーメイドになってきます。試行錯誤は続けているのですが、根本的に素材が高価なことが一番の問題です。でも、小笠原の自然とむきあっているといろいろと考えさせられます。守るべきもの、守ることの意味。ひょっとしたら、このお話しはこのコーナーそのもののテーマかもしれませんね。オオコウモリと付き合ってきて、私たちなりのひとつの到達点は、オオコウモリを守る意味は、そのかけがえのなさ、とともに、彼らがこの島々で果たしている役割を守ること。彼らを守るために必要なことは、作物を守ること、そして、作物を育てている人を(その人だけがオオコウモリで苦労しないように)守ること。

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硫黄島沖では、献花黙祷を捧げてきました。
バードウォッチャーも、島を観にきた人も
乗船客、解説スタッフ全員で手をあわせました。

硫黄3島クルーズでは、南北硫黄島での 島の景観、海鳥たち のウオッチングがあります。定期航路がない島々ですので、まさに千載一遇の旅、絶海の孤島相手ですので、毎年ちがった島の表情を見ることになります。でも、このクルーズは自然だけではありません。硫黄島も見ることができるのです。激戦地として有名な島ですが、それ以前に島民の暮らしがあったことはあまり知られていません。小笠原に住む者として、硫黄島の歴史と今を知って頂く機会は、とても大切なものです。