2013年

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昨年度捕獲され東京の動物病院に搬送したネコのタイル絵を、今年も父島のみなさんにお願いして描いてもらいました。出来あがったのはまだ半分ですが、焼き付けと保護スプレーの吹きかけが終わり、今日展示しました。色使い、ペン使いにも工夫がなされ、今回も力作が揃いました。みなさん是非見に来てください。
また昨年から夏には農地や集落周辺にも多くのアカガシラカラスバトの若鳥が姿を見せるようになり、活動の成果が現れはじめていることから、掲示板の事業説明もリニューアルしました。東京の動物病院に行ったネコたちの写真も載せています。合わせてご覧ください。

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父島では9・10・11日の3日間、盆踊りが行われました。今年も年に一度、盆踊り限定の『あかぽっぽ屋』*を出店。今回は落ち着いた色合いの新作Tシャツやステッカー・メモ帳などの雑貨を販売しました。
例年通り、「あかぽっぽ帽子」の無料工作も行い、子供たちやIBO研修生たちが、帽子をかぶって踊りの輪に参加していました。
(*『あかぽっぽ屋』は、2008年に開催された「アカガシラカラスバト保全計画づくり国際ワークショップ」を契機に島に誕生した、あかぽっぽの絶滅回避のために活動するネットワークが主催の夜店)

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今年3月母島で捕獲した子ネコを引き取ってくれた港区の動物病院スタッフが、お友達と一緒に小笠原を訪れ、夕方ねこまちに立ち寄ってくれました。船便しかない小笠原は、最短でも6日間の休日が必要で手軽に旅行できる島ではありませんが、そんななかネコ事業の協力先のスタッフに小笠原で会い、お話ができることは大変嬉しいことです。小笠原楽しんでいってくださいね…。

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センサーカメラに写った仮称「ラスカル」

いつもなら携帯電話に連絡が入るのですが、土曜日だというのに事務所の電話が鳴り「ラスカルです!」「絶対ラスカルです!ラスカル捕まえましたよ!」と、普段より1オクターブも高い、かなり興奮した声で山中の捕獲隊員から連絡が入りました。
父島の山域では、現在ネコの生息は低密度となり、なかなか捕獲できない捕獲困難期にはいっています。捕獲された茶トラ白のネコは、2011年9月から山中のセンサーカメラに時折姿が写り、その毛色から「ラスカル」と仮称をつけて追いかけ続けていたネコでした。黒やトラ模様と違い、毛色に白が混じるネコは個体識別が可能です。昨年12月に2匹の茶トラ白のネコが立て続けに捕獲された時に、「ラスカル捕獲か…」と束の間喜んだのですが、どちらのネコも茶と白の入り方が違い、少しがっかりした記憶があります。2年近く追いかけ続けていた、価値ある1頭のネコ捕獲となりました。

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島内に全戸配布したチラシ

山域のノネコ対策が進み、昨年は晩春から夏にかけて多くのアカガシラカラスバトの若鳥が集落周辺に姿をみせましたが、今年も4月下旬頃より集落周辺に姿を現しています。残念なことに1羽の若鳥がネコに襲われ命を落とすという事故がすでに起きてしまいましたが、若鳥の増加とともに増えてきたいろいろな事故を未然に防いでいくために、「アカガシラカラスバト・オガサワラオオコウモリに関する連絡会」が発足し対策を行っています。
14日には、大神山公園大村中央地区に今年もハトが現れることを想定し、ネコへの対応や見学者のコントロールについて関係者が集まり対応を確認しました。島民に対しては、この1年間に起こった“あかぽっぽ”の事故を伝え、“あかぽっぽ”の見学方法や事故防止のためのお願いを記載したチラシを本日全戸に配布しました。