2013年

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中央大学FLPジャーナリズムプログラム松野良一ゼミの学生4人が『多摩探検隊』という番組の取材のため、4月3−6日まで小笠原を訪れました。『多摩探検隊』とはゼミ独自の番組で、東京都多摩地域で有意義な活動をされている方にスポットを当てたドキュメンタリーを制作し、インターネットや主に多摩地域のケーブルテレビで放送される10分間の地域再発見番組です。今回は稲城市在住の東京都獣医師会副会長;小松泰史先生の“ノネコ引っ越し作戦”への協力をテーマに番組制作を行っていて、小笠原へもノネコの引っ越しを行うことになった経緯や現状を関係スタッフにインタビューしたり、捕獲現場やねこ待合所など現地の様子を取材するために春休みを利用して訪れました。滞在4日間ともあいにくの曇り空でしたが、意欲的に取り組んでいました。すでに新ゆりがおか動物病院での取材を終えており、小松先生へのインタビューだけでなく、小笠原ネコを新しい飼い主さんのもとへ引き渡す現場にも立ち会ったようです。通常ねこまちのネコタイルは島に住む人に描いてもらっていますが、今回は特別に取材で立ち会ったネコ2匹を含む、新ゆりがおか動物病院へ搬送した4枚のタイル絵を学生にも描いてもらいました。どのような“ノネコ引っ越し作戦”が出来あがるでしょうか…。番組の放送は、夏頃になるようです。
http://www.tamatan.tv/ 

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春の観光シーズンを迎えた小笠原。今春は、観光船が代わる代わる二見湾に停泊し、定期船おがさわら丸も週2便運航されているため、大変多くの観光のお客様が島を訪れています。「ねこまち」へは山ツアーの行き帰りに車窓から眺め、ガイドから事業について簡単な説明をうける方が多いのですが、なかには通りがかりに興味を抱き立ち寄ったり、卒業旅行や研修旅行で訪れた学生さんがじっくり見学していくこともあります。リクエストがあれば時間を合わせ説明を行うのですが、常駐していないためほとんどがすれ違いになっています。少数ですが『マイケル絵本』の希望もあり、応援メッセージもいただいています。

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毎年小笠原では、小笠原文化サークルネットワーク主催による『文化サークルフェスティバル』がこの時期に行われています。これは父島と母島の文化活動による交流と発表を目的として行われているもので、太鼓やコーラス、ジャズバンド、手話や踊りが披露されます。
今年は父島の【おはなし会】が“島ネコ マイケルの大引っ越し”を、大型紙芝居を使って読み聞かせを行いました。マイケルの引っ越しは実話で2005年6月の出来事。「あれからマイケルはどうしているのか…?」を紙芝居の続きとして会場のみなさんに伝えるため、ねこまちから特別参加しました。島ネコが東京の動物病院へ到着してから馴化訓練をうけ、新しい飼い主さんのもとで暮らすようになるまでと最近のマイケルの様子を、写真パネルを使って紹介しました。これまでに東京へ引っ越したネコが323頭になったことを伝えると、会場内からどよめきが起こりました。お話終了後、会場の外でマイケル絵本を子供たちに配布しました。

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公益社団法人 東京都獣医師会による都民公開シンポジウム『ここからはじめよういのちの話 −人と動物の共生社会をつくるために−』が開催されます。小笠原動物派遣団のお話もありますので、是非みなさまお誘い合わせのうえご参加ください。
【日時】2月17日(日)14:00〜17:00
【会場】東京大学農学部 弥生講堂・一条ホール
【講演】「ペットとの真の共生に向けて、私たちができること」
「動物も飼い主も、そして周りの人も幸せになる飼い方とは」
「小笠原動物医療派遣団から東京VMAT(動物医療支援チーム)へ」

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先日開催された『あかぽっぽの集い』では、“あかぽっぽ”にまつわる川柳も募集しました。開催2日前に声をかけるという状況のなか150句もの川柳が寄せられ、少し身近な存在になったことを実感しました。野生動物保全のためのノネコ事業ということもあって、なかにはネコに関する川柳もいくつかありましたのでご紹介します。
・ネコがいる 気づいてないの あぶないよ?
・あかぽっぽ ノネコ気にせず 夫婦愛♡(めおとラブ♡)
・いぬ ねこも ハトも住んでる 島が好き
・ハトとネコ それぞれ幸せ 探してる
・ハト守る 使命を燃やし 山歩く しかけたネコ罠 数知れず
・ハト復活  支える 海運 獣医師会
・1000kmを ニャンコ揺られて ニャンビャクトウ
・引っ越した ネコの写真に 教えられ
・島ネコが 内地で伝える あかぽっぽ