島ネコの帰郷
この姉妹の家では、7年前にねこまちで生まれたネコを引き取り飼っています。「もう1匹ネコが欲しい。やっぱり島ネコがいい。」と搬送先の動物病院に連絡をとり、去勢手術を済ませて、昨日父島に入港した船で連れて帰ってきました。帰宅途中ねこまちに立ち寄り、ひとまわり大きくなったネコを見せてくれました。島ネコには珍しい被毛が長めのネコは、すでに姉妹には馴れていて交代で抱っこしながら面倒をみていました。先住ネコと仲良く暮らせるようお世話して下さいね…とお願いしました。
この姉妹の家では、7年前にねこまちで生まれたネコを引き取り飼っています。「もう1匹ネコが欲しい。やっぱり島ネコがいい。」と搬送先の動物病院に連絡をとり、去勢手術を済ませて、昨日父島に入港した船で連れて帰ってきました。帰宅途中ねこまちに立ち寄り、ひとまわり大きくなったネコを見せてくれました。島ネコには珍しい被毛が長めのネコは、すでに姉妹には馴れていて交代で抱っこしながら面倒をみていました。先住ネコと仲良く暮らせるようお世話して下さいね…とお願いしました。
あかぽっぽの絶滅回避に向けた「アカガシラカラスバト保全計画作り国際ワークショップ」の開催から10年が経過することにちなんで、8日「あかぽっぽの日の集い~10周年記念大会~」が父島で開催されました。2008年1月の国際ワークショップでは、域内・域外・地域社会の3つのグループに分かれ課題と対策が話し合われましたが、10周年記念大会では、それぞれのグループのこの10年の成果や新たな課題を確認しました。また、国内外のワークショップ参加者から多数の応援メッセージもいただきました。多くの人々の協力を得て、この10年で『森の中の幻の鳥』から、誰もが知る身近な鳥になったことをあらためて感じる時間となりました。
(上)前日の現地視察 (下)検討会
2005年から始まったノネコ対策事業、2010年から本格的に通年のネコ捕獲を行ってきましたが、ノネコ0(ゼロ)の目標に向けていろいろな課題に直面しています。琉球大学理学部教授;伊澤雅子先生、日本獣医生命科学大学獣医学部教授;羽山伸一先生を小笠原に迎え、「小笠原諸島ノネコ対策事業検討会」が父島・母島・内地会場を繋いで行われました。事業計画の見直し、ノネコの捕獲戦略や捕獲技術の向上について話し合いが行われました。
母島小学校5年生は、毎年秋にネコ対策が最初に行われた南崎を訪れ、校外学習としてこの活動を学んでいます。今年の5年生は6月に社会科見学として父島ねこ待合所を訪れており、小笠原の野生動物保全活動の概要とねこまちの機能をすでに学んでいました。今月14日、もう一度詳しくネコ対策に関するレクチャーを受け、今日南崎に行ってきました。交代でネコ捕獲カゴを背負う体験をし、海鳥繁殖地ではオナガミズナギドリのヒナを観察、さらに足環のついたカツオドリに遇うことができ、充実した学習になったようです。
小笠原では、貴重な生態系とそこに生息する野生動物を守るために、既にルールのあるイヌやネコ以外のペットに関する「新しいルール」の検討が行われています。このルールに関し、村民とのはじめての意見交換の場として「人とペットと野生動物が共存する島づくりシンポジウム」が、母島では16日、父島では18日に開催されました。(公社)東京都獣医師会;高橋恒彦先生から「ペットを飼うということ」、神奈川大学法学部;諸坂佐利先生から「制度の必要性について~奄美の事例から」の講演を聞き、意見交換が行われました。