2024年

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よみうりカルチャー公開講座の「猫学(ニャンコロジー)」はこれまで4回開催されましたが、今回は複数のゲスト講師を招いて「猫学フォーラム」として8月4日に開催されます。ゲスト講師の作家の山口恵以子さん、歌人の穂村弘さん、アニコム先進医療研究所研究員の松本悠貴さんとともに人と猫がともに幸せになる方法を考えていきます。

日時:8月4日(日) 14:00-16:00

会場:読売新聞東京本社13F会議室、オンライン配信あり

https://www.ync.ne.jp/contents/2024/06/post_658.php

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子育てシーズンの母島南崎海鳥繁殖地では、6月2日から海鳥保護柵内に尻尾の長い黒ネコの侵入が確認されていました。昨年まで頻繁に侵入していた尻尾の曲がった個体とは違う黒ネコで、設置している保護柵両端のネコ侵入防止装置に異常は認められず、侵入経路の特定とネコ捕獲作業を続けてきました。幸いにも7月7日以降、柵内へのノネコの侵入は確認されておらず、視認できる範囲での海鳥営巣地の観察では、南側に育雛中のカツオドリの親子と抱卵中と思われる親鳥を見ることが出来ました。今年も順調に育ってくれることを願っています。

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小笠原村では島内のネコ飼育希望者に捕獲されたノネコやねこまちで生まれた子ネコを譲渡しています。希望者には事前登録をお願いしていて、飼育環境や希望するネコの条件等を確認しています。今回父島で保護された子ネコの譲渡希望があり、面接に伺うと「これまだ使えますか?」と【おがニャン券】を見せてくれました。これはネコプロジェクトが本格稼働した初期の頃、ネコプロジェクトに関わった行政スタッフの異動の際に、事業主である環境省からスタッフに送別の贈り物として送っていたものでした。
券には、発行日〜有効期限:平成22年3月29日〜無期限*(注意:小笠原からノネコがいなくなると引き換えができなくなります。お早めにご利用ください。)と記されていて、14年もの間大切に保管し2回目の小笠原赴任の機会に利用することになったようです。初めて【おがニャン券】が使われたネコの譲渡となりました。

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今年度、東京都獣医師会賛助会員である物産アニマルヘルス株式会社様、セバ・ジャパン株式会社様から、ネコプロジェクトへの事業協力として『フェリウェイ』をご提供いただきました。『フェリウェイ』はネコの安寧フェロモンです。ねこまちにやってきたネコたちは急激な環境変化で多大なストレスが生じますが、フェリウェイを飼育ケージや搬送キャリーに使用することで少しでも不安が軽減されることを期待しています。ご協力に心より感謝いたします。

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― 小笠原ネコを引き受けていただいた飼い主さんから、新しい生活の様子が届きましたのでご紹介します ―

島ネコNo.942【カムイちゃん】(母島南崎出身)

2020年3月21日に我が家にやってきました!名前は【ユッカ】から【カムイ】に改名しました。先住猫は娘が名前を決めたので、今回は息子が名付け親です。可愛かった子猫時代は短いもので、食欲旺盛のカムイはすくすくと成長し、あっという間にデカくなりました♪姉となった先住猫【ベル】は、スレンダーで軽い身のこなしですが、ガッシリ体型のカムイは走れば「ドテドテ…」飛び降りれば「ドサッ」、そして「フギャ」と声が漏れてしまう、三枚目な感じでいつも家族を笑わせてくれます。カムイはおしゃべりが上手なので、猫と人間の会話が成立します。朝は必ず「ごにゃーん」と言って朝ごはんの催促をしてきます。意外なことに、カムイは他人が苦手で、宅配便の「ピンポーン♪」が鳴ると、慌てふためき必死の形相で隠れるビビりな子です。クールなベルと三枚目のカムイ、二人が毎日の生活を豊かにしてくれることに感謝しています。