ヒワポッポの日2025 開催

オガサワラカワラヒワとアカガシラカラスバトの現状について、島に暮らすみんなで知ること・考えることを目的に1年に1度行われる「ヒワポッポの日」。父島では6日18:30から地域福祉センターで行われました。
オガサワラカワラヒワは近年個体数が激減し、日本でも最も絶滅の危険性が高い鳥のひとつです。絶滅回避のために2020年にワークショップ(WS)を開催し、保全活動に取り組んできましたが、4年が経過した現在も依然として危機的状況が改善されず、2回目の保全計画作りWSが2024年10月〜2025年1月にかけて行われました。今回のヒワポッポの日では、オガサワラカワラヒワの生息域内・生息域外・共生社会での新たな保全計画を伝える内容となりました。会場には島内のWS実行委員や関係者だけでなく、生息域外で活動協力を行なっている上野動物園や横浜市繁殖センターのスタッフにもお越しいただき、これまで行なってきた近縁種であるカワラヒワの繁殖の試みについても紹介がありました。アカガシラカラスバトの最新情報はポスターで発表しました。なお、天候が荒れ海況不良となり、船の運航に変更が生じたため、母島での開催は19日に延期となっています。