2025年3月

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父島ではサークル活動のひとつとして毎月1回、幼児から小学校低学年を対象にした読み聞かせを行う“おはなし会”が開かれています。3月は旅立ちの季節として、島で長い間行われている活動を知ってもらうことを目的に「島ネコマイケルの大引っ越し」の紙芝居と、3月11日に起こった東日本大震災を忘れず心に刻んでもらうことを目的に絵本「ハナミズキのみち」の読み聞かせ、さらに海へ旅立つ子ガメの姿に島を出て世間の荒波へ乗り出す子供達を重ね合わせた応援歌でもある「アオウミガメの旅」の寸劇と合唱が毎年行われています。今年は紙芝居も新しくなり、紙芝居の最後に東京に行ったネコたちの様子や活動による成果を子供達に伝えました。幼児に分かりやすく説明するのはとても難しいのですが、終わってから「えほんをよんだことがあるけど、きょうおはなしをきいて、よくわかるようになりました」と伝えてくれた5歳の男の子がいました。マイケルのお話を取りあげてくださるスタッフの皆さまに今年も感謝いたします。