ネコ対策現場視察
動物派遣診療では母島父島それぞれ診療の後に、ネコ対策現場視察が行われています。今回母島では南崎海鳥繁殖地に、父島では初寝山に派遣団を案内しました。母島南崎では今年産まれの足環をつけたカツオドリの若鳥が確認されました。秋に巣立った若鳥は冬を迎えるまでのあいだ繁殖地周辺で過ごすようですが、この個体はその後の確認がなかったため大変嬉しい再会となりました。また、2005年野生化したネコによって海鳥の死骸の山となっていた場所が、今では草地となりオナガミズナギドリの繁殖地となっているところも見てもらいました。
この他、父島では来春開設予定の「小笠原世界遺産センター(仮称)」内の「動物対処室」も工事中でしたが見学を行いました。