最新情報

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毎年母島小学校5年生は、「総合的な学習の時間」を利用し、小笠原の動物や自然を守る活動について理解を深める学習を行っています。今年も事前学習を行ったうえで、南崎海鳥繁殖地のネコ侵入防止柵や営巣地の見学を行いました。この日偶然にも仕掛けていた捕獲カゴに、長期にわたり狙っていた黒ネコが捕獲されるという現場に子供たちが立ち会い、野生化し激しく威嚇するネコの捕獲現場を目撃したり、ネコの入った捕獲カゴを背負って搬送する体験まで行うことができました。リアルな体験に、より自然保護に対する意識が深まったと思います。

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今日父島を出港したおがさわら丸には、母島で捕獲された子ネコ3頭が乗船しました。2005年の事業開始から東京都獣医師会に受け入れをお願いした300頭目となりました。たくさんの動物病院のスタッフのみなさまと新しい飼い主さんのご協力、さらに搬送にご協力いただく小笠原海運のみなさま…大変多くの方々に支えられ、野生動物もネコも救う活動が継続できています。
今日の船内ペットルームへのネコの搬入は、夏季研修生と一緒に行いました。

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昨日入港のおがさわら丸で東京文京区にある『かねまき動物病院』からたくさんのキャットフードが届きました。箱の中には2010年6月に引き受けていただいた小笠原ネコの近況と写真も添えられていました。印牧先生には、これまでにも何度か送っていただいたのですが、今回はドライフードに加え、バラエティーに富んだウェットフードがたくさん入っていてネコたちも大喜び…早速おやつを一口ずつあげると、一気に食べきり、みんなそろって毛づくろいをしていました。いつもご支援ありがとうございます。

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今年も筑波大学大学院世界遺産専攻の学生10名が、自然保護演習として小笠原にやってきました。天気予報とは裏腹に朝から雨が降り続き、急遽会場を地域福祉センターに移して、「アカガシラカラスバトの保全とネコ対策」に関するレクチャーを研究員の佐々木が行いました。最新情報を交え、室内でゆっくり、じっくり講義を行い、ねこまちの見学に移る頃には空が晴れ渡りました。午後には東平アカガシラカラスバトサンクチュアリの見学も行ったようです。

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8月17日早朝、大神山公園大村中央地区でアカガシラカラスバトがネコに襲われて怪我をするトラブルが発生しました。このため「小笠原ネコに関する連絡会議」を緊急開催し、対応を検討。さらなるトラブルを回避するため、周辺のノラネコの捕獲保護と公園地区をパトロールすることにしました。早朝4:30から日没後の19:00まで関係機関スタッフが2時間交代でハトの飛来状況やネコの監視、島民や観光客への説明を行っています。また夜間は、センサーカメラを設置し監視を続けています。