最新情報

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長崎より捕獲山域をのぞむ

2ヶ月以上にわたって行われてきた父島農地周辺での捕獲を一旦終了し、集落地周辺の山域で捕獲が始まりました。小笠原村よりネコの飼い主のみなさんに、戸別訪問による説明が行われ19日より大根山、三日月山、宮之浜、釣浜周辺での捕獲を行っています。人の生活圏と隣接し、目撃情報も時々寄せられていた地域でのネコ捕獲。3日連続でネコが捕獲され、久しぶりに「ねこまち」が賑やかになりました。

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今日届いた搬送キャリーの中に…

小笠原ネコを受け入れていただいた動物病院から、後日メールでその後のネコの様子や写真を送っていただくことが時々あります。「ねこまち」で過ごすのはわずかな期間ですが、1頭1頭に思い出があり、そのネコたちが順調に人に馴れてきている・・・新しい飼い主さんが見つかり幸せに暮らしている・・・という連絡は、本当に嬉しいものです。そんななか、ごくまれに返却される搬送用キャリーの中に手紙が入っていることがあります。とても忙しいなか、スタッフのみなさんが心を込めて書いてくださった手紙は、嬉しさが倍増します。
また、動物病院のホームページやブログでも、小笠原ネコのその後やこの取り組みをたくさんご紹介いただいています。海を越えた東京でご協力いただいている多くの皆さまに感謝しています。

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これまで東京に搬送し、東京都獣医師会に所属する有志の獣医師さんにお願いした小笠原ネコは227頭。その1頭1頭のネコを、島民のみなさんにペイントしてもらい「ネコタイル」として展示していますが、このタイル絵を写真に撮って東京の動物病院の先生のもとへ届けることにしました。なかなか小笠原まで足を運んでいただくことのできない動物病院のスタッフのみなさんへ、これまでの活動協力への感謝を込めて・・・、少し遅くなりましたが世界自然遺産登録の報告とともに届けます。

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先週土曜日に開催した“島であそび隊”。たくさんの体験とレクチャーのあと、じっくり時間をかけて子供たちに描いてもらった「ネコタイル」を『ねこまち』に展示しました。『ねこまち』の小さな看板には、ワークシートの答えも貼り出してあります。今日出港のおがさわら丸で内地に遊びに行ってしまう子供もいると思いますが、「ネコタイル」はしばらく展示しますので家族みんなで見に来てくださいね。

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上:ネコ捕獲カゴを背負ってみる
下:センサーカメラ撮影写真の照合に挑戦

台風6号の動きが気になるなか、BIO(ボニンインタープリター協会)主催“もっと知り隊−島で暮らすネコ編−;山のネコを東京の動物病院に届けよう”を開催しました。参加者は、島の小学1年生から中学2年生までの19人。ネコを飼っている子供や飼いたいけど飼えないネコ好きの子供たちが、ふだん入ることのできない『ねこまち』の見学を楽しみに参加してくれました。
プログラムは、小学3年生の朗読による「マイケルの大引っ越し」の紙芝居から始まりました。スライドによるレクチャーでは、ネコの運動能力の高さや小笠原の野生動物とノネコの関係、山で暮らすネコの調査方法や捕獲方法、ねこまちの仕事を紹介。30分以上にわたるレクチャーも飽きることなく集中して聞いていました。その後は会場を外に移し、グループに分かれて体験学習。捕獲隊のお兄さんからネコ捕獲カゴの仕組みを聞いたり、センサーカメラやトランシーバーの使い方の指導を受けて体験。またセンサーカメラで撮影されたネコの写真と捕獲されたネコの写真照合にも挑戦しました。『ねこまち』では給餌とマイクロチップの確認を体験。ノネコに威嚇されてびっくりしたり、『ねこまち』産まれの子ネコに感激したりと、盛りだくさんの体験となりました。午後からは再び室内で、おがさわら丸での搬送から東京の動物病院での馴化の様子を紹介し、ひとりひとりがそれぞれの思いを込めたネコタイルをペイントして終了しました。
島の子供たちに向けたノネコ捕獲事業の説明は今回がはじめてでしたが、野生動物を守る取り組みや、海を越えた東京でも多くの協力者がいることを子供たちなりに理解してくれたようでした。 BIOのみなさま、ご協力ありがとうございました。